レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。
デパス®を除いて、安定剤は抗うつ薬よりも安全だと考えています。
抗うつ薬と安定剤デパス®は使わないようにしています。
あとは、まったく違う理由ですが、自律神経失調症に対してグランダキシン®は効かないので使っていません。
私が主体性をもって処方しないのは以上の薬です。他の薬は使います。
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
ご質問いただき、ありがとうございます。
セルトラリン塩酸塩のことですね。抗うつ薬です。
この薬の適応には、うつ状態というのもありますので、処方していいことになりますが、
うつ状態を病ではないと言うのは詭弁でしょう。
うつ病ではないという意味かも知れません。それなら、まあ理解できます。
ちなみに、病でないとしたら、
保険医療養担当規則というのがありまして、
その第12条に違反している可能性があります。
第十二条
保険医の診療は、一般に医師又は歯科医師として診療の必要があると認められる疾病又は負傷に対して、適確な診断をもととし、患者の健康の保持増進上妥当適切に行われなければならない。
疾病または負傷に対して現物支給されるのが保険診療というルールがあります。
疾病は病気のことだと思うのですが、いかがでしょうか?
あなたの受けている治療は自費ですか?
自費なら病ではないものに対してセルトラリン塩酸塩を処方してもらい、
薬局でも10割負担であるとするなら、保険医療養担当規則には違反していないと考えられます。
しかし、その治療が保険診療でなされているのであれば、
主治医は処罰の対象になります。
あなたは処罰の対象ではありませんので、ご安心ください。
おそらく、あなたを安心させたくて、病ではないと言い続けているのでしょうが、
保険診療で処理しているのでしたら、主治医は本当は病だと考えているのだと思います。
では病だとして、それなら抗うつ薬を飲むかということになりますと、患者さん各々の判断ということになるでしょう。
嫌だと思ったら、他の医者にも相談していいと思います。
身近に抗うつ薬以外の治療も出来る医者がいるといいですね。
幸運を祈ります。
ご質問いただき、ありがとうございます。
私は、抗うつ薬を使わずに治療していますが、現在の標準治療は抗うつ薬の使用もひとつ、認められているところですから、処方されるのはよくあることです。
個人的には特に若年者への使用を避けたほうがよいと思います。心配されるのはごもっともです。
ただ、薬を使うことによってご本人さんが楽ならば、安易に止めなさいと言えません。なかなか難しい問題ですね。
もうひとつのポイントは、不登校が解決するのかどうかというところでしょう。
抗うつ薬に登校させるというような働きはありませんので、うつ病の治療がなされ、結果として通学出来るようになることが治療のひとつの目標点となるのでしょう。
本邦においても 2007 年 10 月に厚生労働省から全ての抗うつ剤製造会社に対し ..
初めまして。
抗うつ剤が怖くてたまらなくてこちらにたどりつきました。
大阪在住で行きたくても行けずにどうしたら良いかわからず
ここで相談させてください。
よろしくお願いいたします。
不安不眠死にたい日常生活が送れないなどで子供に心の病気だと言われて12月18日心療内科を受診。
「うつ状態であるが病気ではない。
脳、食欲、眠る、お薬を出します。」
と言われ薬局に行くと抗うつ剤でした。
①セルトラリン
②スルピリド
③デエビゴ
抗うつ剤は飲み始めるとやめられなくなると思っていて
病気ではないのになぜ抗うつ剤を飲むのか納得出来ず怖すぎて飲めず
再度22日に相談に行きました。
「うつ状態ですが病気ではない。病気の種類が多いから診断はまだ出来ないという意味ではない。死ぬときにならないと病気だったかわからないかもしれない。病気になるかどうかわからない。ここはお薬で治す病院。漢方は違うかな。抗うつ剤は飲んでください。最低3ヶ月飲んでください。抗うつ剤は長期戦なのでやめるまで1年続くかもしれないし2年続くかもしれない。追加で出しておきます。年明けまた来てください。」と言われました。
今手元にまるまる2週間分あります。
眠剤のデエビゴだけ1回だけのんでみました。全く眠れませんでした。
どうしたらいいのかわからず
怖くて不安でたまりません。
うつ状態からは抜けたいのですが、病気ではないのに抗うつ剤を飲む必要があるのでしょうか?
漢方や抗うつ剤ではないお薬などで対処出来ないのでしょうか?
何度きいても「病院ではない」と言いながら抗うつ剤を処方する先生に不安と不信感を抱いてしまいました。
これは普通なのでしょうか?
他の心療内科にこのことを伝えて診察に行ってもいいのでしょうか?
1度も飲まずに今の先生にも次の先生にも何も伝えずにこっそり転院しても良いでしょうか?
教えてください。
よろしくお願いいたします。
大阪にこちらの先生のような病院があればいいのに、、
お忙しいところすみません。
住んでいるところが遠方で受診が難しいためこちらから相談させてください。
8月ごろより動悸、食欲不振、不眠があり検査でも異常なく、心療内科受診をしました。不安症、うつ病との診断でした。精神薬を飲むのがどうしても不安で希望でエスゾピクロンやゾルピデム(併用はせず毎日どちらかを飲んでます)を処方してもらいました。それから少しずつは寝れるようになり食事も摂れるようにはなったのですがここ最近になり、さらに睡眠の質が悪くなり昼夜逆転生活になり、また起きてる時は気分の落ち込み、乗り物酔いのような気分不良があり毎日が辛くなってきています。次回受診のときに睡眠薬の変更をしてもらうつもりですがどうしても抗うつ薬に抵抗があります。うつ病にいいと聞いた漢方を飲んでいますが、悪化する一方なのでこのままで大丈夫か不安です。
また、睡眠薬をデエビゴに変更を考えているのですがどうでしょうか?
抗うつ薬を数か月、あるいは数年服用している場合は、さらに時間をかけて漸減する ..
お忙しいところ、すみません。質問させてください。
息子が不登校で、学校へ行きたいと思っても行く気力がわかず中3なので焦りが強くなり落ち込んでしまうと言って4ヶ月前に受診してドグマチール50mgとレクサプロ15mgを現在飲んでいます。飲み始めてからよく眠れるようになり気持ちが落ち込まなくなったようですが気力が出るようでもなく、私は薬の服用はできるだけ避けたいと思っておりますので服用をやめさせたい思いますが息子は薬を飲むことを望んでいます。登校できるようになるには、薬ではなく他の要素が大きいのではないかと感じます。中学の間に登校できるようになって欲しいと、藁にもすがる思いでも薬を飲ませてしまいました。どうすれば良いか教えてください。
お願いいたします。
はじめまして。
お忙しい中申し訳ありません。
10年ぐらい前から診療内科でジェイゾロフトと頓用にリーゼを処方されていました。
ジェイゾロフト(セルトラリン)2錠から始まり100mgまで。それから数年かけて徐々に減薬。そして初診から8年して1錠(25mg)になりその後3年服用を続けていました。
頓用としてずっとリーゼ5mgを1日4回までと処方されておりました。
リーゼはマイルド と言われ安心して服用を続けていました。
診療内科に長年通院しておりましたが、家の事などで、なかなか時間がとれなくなり(3時間待ち)、通院が難しくなり、セルトラリンを半錠にしたりして、徐々に自分勝手に減薬し、やめてしまいました。
やめた後は特に異常は感じませんでした。
(リーゼ5ミリ1日4回服用していたから安定していたかもしれないです)
そのあと
いろいろとストレスのかかる状況が重なり、内科でリーゼを処方していただける事になったのですが、あまり服用しないほうがいいという事と、1日3回まてしか出せないようで、急に不安が募り、自律神経の乱れか、リーゼの離脱症状?自律神経の乱れ?不眠、寝汗の症状が出るようになりました。
また別の抗うつ剤を検討されているのですが……
心配です。
(因みに、初めの診療内科はもう何ヶ月か経ち初診になるので、受け付けていない と言われました。)
勝手な質問ですみません。
レクサプロ錠10mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
8月頃から新しく始めた事業の関係でかなりのストレスがかかり1ヶ月以上不眠の状態が続きました。思考能力、集中力、決断力の低下、常に頭にモヤがかかったような感じ、喜怒哀楽も薄れて泣きたいのに泣けないという症状が出た為、家族の勧めで9月に一度心療内科に行き抗うつ剤と睡眠薬をもらいました。最初は睡眠薬だけ飲みましたが睡眠は取れるけど不眠以外の症状が治らないのでその時もらった抗うつ剤を飲んでみましたが、全く体に合わなかったのですぐに飲むのをやめました。その後その事を医師に告げるとエスシタロプラム10mgとオランザピン1.25mgを処方され現時点で約2週間飲みました。2日前に受診した際にオランザピンはやめになったのでエスシロタプラムのみになりましたが上記の感覚が大分緩和されたので駄目と言われるかもしれませんが昨日から飲むのをやめました。この薬を飲んでから下半身の寝汗が酷くなりました。飲まなくていいのならば薬を飲みたくありません。
愛知県なのでそちらに行けないのでご相談に乗って頂けたら幸いです。
保険診療で病ではない方に処方するのは違反ですから、
おそらく病なのでしょう。
抗うつ薬が発見されたのは、たかだか50年ほど前からです。
それ以前は抗うつ剤なしで精神科医たちはうつ病を治療していました。
未治療のまま放置しておいても1割のうつ病患者さんは勝手に治るというデータもあります。
もちろん放置するのは得策ではありません。
抗うつ薬以外の治療をしてくれる医者を探しましょう。
見つかるまでは、今の医者との関わりを継続すべきと考えます。
セルトラリンを服用して、下痢とか嘔吐とか発熱とか発汗とか幻覚とか日中眠くて仕方がないとか、
かえって不安になるとか動悸がするとか、
そういう不快な症状があったら飲むのを止めて、すぐにそのことを主治医に伝えるといいです。
幸運を祈ります。
最長でいつまで続けるべきか明らかになってはいないが、研究によっては36か月まで有効性が確認されている。
ご質問ありがとうございます。
病院でも抗うつ薬以外の治療は出来ますので、相談してもいいでしょう。
できれば抗うつ薬は飲みたくないと伝えてみてはいかがでしょうか?
私も、薬を使っていないわけではなく、いくつかの薬を使わない方がいいと判断しているというところです。
睡眠は、結構大事です。
もっとよく眠れるとコンディションが上向くのではないでしょうか?
食事については問題ないでしょうか?
病院に行かないよりは行くことをお勧めしますが、いかないとしたら先ずは栄養を見直すことでしょうか?
こちらが参考になると嬉しいです。
通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する
困っています
初めまして 質問お願いします。
現在精神科などには通っておらず抗うつ薬などの薬は飲んでいません、
ですが1年位前からやる気がおきない(意欲がわかない)という症状があり、最近では知人をさけたり友人と会いたくなくなるやイライラしたり、急に不安になったり涙ぐんだり食欲がわかないなどうつ病なのかな?と考えてしまいます。
睡眠は寝付きは良いですが、朝まで何回か目が覚めることがあります。(毎日ではありません)
自分としては以前と比べて元気もなく笑顔も減ったと感じていて、精神科や心療内科にお世話になったほうが良いのか迷っています。
ですが精神科などの病院にお世話になると薬を処方されるのではと思い、相談させて頂きました。
希望としてはこちらのクリニックにお世話になりたいのですが遠い為に通うことが出来ません。
睡眠がそこまで辛くない場合は、病院には行かないほうが良いでしょうか?
又、病院に行かない場合はどういった行動をすればいいでしょうか?
よろしくお願いします。
安全性については、MLD-55 の安全性および忍容性プロファイルに影響を与える新たな事
コメントいただき、ありがとうございます。
まず、主治医を信じましょう。
経験がないわけではないのですから。
向精神薬も長く服用しなければ大丈夫ですよ。
幸いいまはまだ、大きな問題を起こすような長期の使用ではないのですから。
また、実際問題としては、薬を飲んでいるうちになにかのきっかけで治ってしまう人もめずらしくはありません。
そうでない場合も、主治医としっかり向き合って、薬物療法以外のこともしてもらうことです。
上手く行くことを願っています。
[PDF] レクサプロ錠 10mg、20mg に係る医薬品リスク管理計画書
私はうつの診断を受けて3ヶ月経ちます。抗うつ剤ミルタザピンを出されましたが副作用などや離脱症状などがあるとしり怖くなり飲めません。今は睡眠薬だけ飲んでいます。薬を飲まずに治るのでしょうか?
遠方なのでそちらまで伺う事が出来ません。大体の病院にいけば薬を出されて飲んで下さいになるので
あおぞらクリニックの菊地の治療はどんな事を試されるのでしょうか?
エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック
レクサプロによって性機能障害が生じる理由としては、セロトニン2A受容体作用や抗α1作用が関係しているといわれています。
10年ぐらい前から診療内科でジェイゾロフトと頓用にリーゼを処方されてい ..
レクサプロの副作用として、数字にあらわれている以上に多いのが性機能障害です。
一日に定期的に飲むのではなく、症状が出た時に薬を服用すること。 ..
ですがレクサプロには、眠気やふらつきなどの副作用が生じる可能性はあります。ですからレクサプロでは、
セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によるパニック障害の治療
17.1有効性及び安全性に関する試験
〈うつ病・うつ状態〉17.1.1国内第III相試験
大うつ病性障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)、プラセボ又はパロキセチン塩酸塩水和物(パロキセチンとして1日20~40mg)を8週間投与した結果、主要評価項目であるMontgomeryAsbergDepressionRatingScale(MADRS)合計点の変化量は次表のとおりであり、本剤(10mg及び20mg併合群)のプラセボに対する優越性が示された。観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg投与群で63.3%(76/120例)、エスシタロプラム20mg投与群で75.6%(90/119例)であった。主な副作用は、10mg投与群では傾眠15.0%(18/120例)、悪心13.3%(16/120例)、浮動性めまい9.2%(11/120例)、20mg投与群では傾眠20.2%(24/119例)、悪心21.0%(25/119例)、浮動性めまい10.1%(12/119例)であった。
MADRS合計点及びベースラインからの変化量--------------------------表開始--------------------------
投与群例数MADRS合計点注1)変化量ベースライン最終評価時ベースラインからの変化量注1)プラセボ群との対比較注2)
群間差注3)[95%信頼区間]p値プラセボ群12429.0±5.618.3±10.1-10.7±9.5--
本剤10mg群12029.4±5.815.6±11.0-13.7±10.0-3.0[-5.4、-0.5]0.018注4)20mg群11929.8±6.016.2±10.1-13.6±8.8-2.7[-5.0、-0.4]0.021注4)
併合群23929.6±5.915.9±10.5-13.7±9.4-2.8[-4.9、-0.8]0.006注4)パロキセチン群12129.8±5.915.6±10.0-14.2±9.9-3.2[-5.6、-0.8]0.009注4)
注1)Mean±S.D.注2)投与群を因子、ベースラインのMADRS合計点を共変量とした共分散分析
注3)最小二乗平均値注4)有意差あり(p<0.05)
--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第III相長期投与試験
大うつ病性障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)を最大52週間投与した結果、52週まで有効性は維持された。観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg又は20mg投与群では80.4%(74/92例)であった。主な副作用は、傾眠30.4%(28/92例)、悪心23.9%(22/92例)、頭痛19.6%(18/92例)、浮動性めまい15.2%(14/92例)であった。
MADRS合計点及びベースラインからの変化量--------------------------表開始--------------------------
評価時期例数MADRS合計点注5)変化量注5)ベースライン9231.3±5.5-
8週時8715.0±9.3-16.5±8.524週時7910.8±9.1-20.3±8.6
52週時668.0±7.4-23.0±7.6注5)Mean±S.D.
--------------------------表終了--------------------------17.1.3国内第III相高齢者長期投与試験
高齢の大うつ病性障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)を最大52週間投与した結果、52週まで有効性は維持された。観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg又は20mg投与群では81.8%(18/22例)であった。主な副作用は、口渇、傾眠及び悪心各22.7%(5/22例)であった。
MADRS合計点及びベースラインからの変化量--------------------------表開始--------------------------
評価時期例数MADRS合計点注6)変化量注6)ベースライン2231.4±8.6-
8週時1917.1±9.9-13.7±9.024週時1411.5±8.5-18.6±7.6
52週時137.4±6.4-23.3±6.6注6)Mean±S.D.
--------------------------表終了--------------------------〈社会不安障害〉
17.1.4国内第III相試験社会不安障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)又はプラセボを12週間投与した結果、主要評価項目であるLiebowitzSocialAnxietyScale‐J(LSAS‐J)合計点の変化量は次表のとおりであった。
観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg投与群で51.5%(102/198例)、エスシタロプラム20mg投与群で57.5%(111/193例)であった。主な副作用は、10mg群では傾眠18.7%(37/198例)、悪心14.6%(29/198例)、20mg投与群では傾眠22.3%(43/193例)、悪心17.6%(34/193例)であった。LSAS‐J合計点及びベースラインからの変化量(LOCF)
--------------------------表開始--------------------------投与群例数LSAS‐J合計点注7)変化量
ベースライン投与12週時ベースラインからの変化量注7)プラセボ群との対比較注8)群間差注9)[95%信頼区間]p値
プラセボ群19695.3±18.572.2±27.4-23.1±21.4--本剤10mg群19894.5±18.267.6±29.0-26.9±23.3-3.9[-8.3、0.6]0.089
20mg群19393.4±17.860.7±28.0-32.6±25.6-9.8[-14.5、-5.2]-注10)注7)Mean±S.D.
注8)投与群を因子、ベースラインのLSAS‐J合計点を共変量とした共分散分析注9)最小二乗平均値
注10)プラセボ群に対する本剤10mg群の優越性が示された場合に限り、プラセボ群に対する本剤20mg群の優越性を検討する計画であったため、検定が行われなかった。--------------------------表終了--------------------------
17.1.5国内第III相長期投与試験社会不安障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)を最大52週間投与した結果、52週まで有効性は維持された。
観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg又は20mg投与群では60.1%(95/158例)であった。観察期の主な副作用は、傾眠24.7%(39/158例)、悪心19.0%(30/158例)であった。後観察期において発現率が10%以上の副作用は認められなかった。LSAS‐J合計点及びベースラインからの変化量
--------------------------表開始--------------------------評価時期例数LSAS‐J合計点注11)変化量注11)
ベースライン15895.3±19.5-12週時14169.0±25.1-26.6±21.5
24週時13859.9±28.7-35.6±27.252週時12649.9±28.0-44.8±28.8
注11)Mean±S.D.--------------------------表終了--------------------------
17.3その他17.3.1QT間隔に対する影響
健康成人117例を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験(ThoroughQT試験)において、QTcFのベースラインからの変化量(プラセボ補正)は、本剤1日10mg投与において4.3msec、1日30mg投与注12)において10.7msecであった(外国人データ)。QTcFのベースラインからの変化量(プラセボ補正)
--------------------------表開始--------------------------薬剤QTcF(90%信頼区間)(msec)
エスシタロプラム10mg/日4.3(2.2、6.4)エスシタロプラム30mg/日注12)10.7(8.6、12.8)
モキシフロキサシン400mg/日9.2(7.7、10.7)注12)本剤の承認用法及び用量は、1日1回20mgまでの経口投与である。
--------------------------表終了--------------------------
その後もSSRIの服用を続けることで、自己受容体の反応性が下がり、神経細胞の活性 ..
レクサプロの副作用で最も多いのは、胃腸症状になります。承認時の臨床試験では、
社会不安障害に対する長期投与試験(レクサプロ錠:2015年11月20日承
18.1作用機序
エスシタロプラムは選択的なセロトニン(5‐HT)再取り込み阻害作用を示し、脳内での細胞外5‐HT濃度を持続的に上昇させることにより5‐HT神経系を賦活化し抗うつ作用を示すと考えられる。18.2抗うつ作用
18.2.1マウス強制水泳試験において無動時間を短縮した。18.2.2ラット慢性緩和ストレスモデルにおいて、ストレス負荷により減少したショ糖溶液摂取量をストレス非負荷動物と同程度に回復させた。
18.2.3ラット社会的ストレスモデルにおいて、居住ラットの侵入ラットに対する攻撃行動を単回投与では減少させ、逆に反復投与では増加させた。18.3セロトニン再取り込み阻害作用
18.3.1ラット脳シナプトソームを用いたinvitro実験において5‐HT取り込みを阻害し(50%抑制濃度は2.1nmol/L)、invivoにおいてもラット前頭皮質中の細胞外5‐HT濃度を上昇させた。18.3.2ヒトモノアミントランスポータ発現細胞において、エスシタロプラムの5‐HTトランスポータに対する選択性(結合親和性定数の比率)はノルアドレナリントランスポータ及びドパミントランスポータと比較して各々7100倍及び24000倍であった(invitro)。
18.3.3脳内5‐HT神経系の賦活化により惹起されるマウスの行動変化を増強したが、ノルアドレナリン神経系及びドパミン神経系の賦活化により惹起される行動変化には影響を及ぼさなかった。18.3.4ヒト及び各種動物由来の受容体、イオンチャネル及びトランスポータ(計144種類)を用いた実験において、エスシタロプラムは高濃度でσ1受容体に対する結合性が認められたが、その他の各種神経伝達物質の受容体に対してほとんど結合性を示さなかった(invitro)。