黒沢読んでからアジフライ買わなくなった。なんかアジフライ見たら悲しくなってくるから…
スーパーに行き、弁当を買物籠に入れる黒沢。(よかれと思ってやった半ドン切り上げ。ビールも向こうからすれば、ありがた迷惑ってことだったんだろう。くく、バカだぜ、まったく。しかし、じゃあ、いったいどうしたらいいんだ。どうしたら)黒沢は揚げたてのアジフライを見て、おおおおおと怒鳴る。(これだ。こいつを弁当に。チョコンと添えて一品多いアジ追加弁当。これは嬉しく、かつさりげない、クククク)
最強伝説黒沢のアジフライみたいで怖かった」という意見もあった。
黒沢は皆に見られないように、弁当の中にアジフライを入れる。そして昼休みになり、皆は弁当を食い始める。フフフと笑う黒沢。(よしっ。予定通りだ。あの異様に膨らんだ弁当に気が付かない者はいないだろう。当然騒然となる)
「あ、黒沢さんだったんですか」「まあな」「おおお」「食べたかったら、まだまだあるぜ」「わっ。じゃあもう一匹」「俺も」「ククク。知ってるか、お前ら。アジを食べると恋が実るんだぞ」「は」「ほら。アジってハートの形をしているだろ」「うわ。何を言いだすんだ、黒沢さん。ははは」(くくく。言っちゃおうか。そんなことも)
最強伝説黒沢の第一巻、開幕からクライマックス過ぎてもう全エピソードが至高なんだけど、最もインパクトが強かったのが『アジフライ』なんだよな。
タイミングを見計らって黒沢は皆の前に現れるが、みな無心で弁当を食う。(気がつかねえのか、この袋に。いや、っていうか、そういう問題ですら、そもそもなく、ハナから気づいてねえんじゃないのか。このアジの異変に。誰ひとり気づかないなんて、バカか、こいつら。かつ丼にアジだぞ。そんなことありえたか。振り返ってくれよ、お前らのこれまでの弁当ライフ)
とぼとぼ歩く黒沢。(まただ。気が付けばいつもこうだ。この展開だ。嫌われる。俺のする善意。好意は疎まれる。多少押し付けがましいんだろう。しかし俺にはわからない。押し付けがましくない親切ってものが。そういうものが存在するのか。あるんだろう、きっと。この地球のどこかには。そういうことをサラリと体現できる人間が。つまりセンスがないのだ。俺にはそのセンスが)
黒沢・アジフライ VS カイジ・焼き鳥 福本作品が1000ペリカで読める
そして自分の弁当がないことに気づき、絶叫する黒沢。「なんだ、こりゃあ」「は」「は、じゃねえよ。ねえんだよ、俺の弁当が」「え。ありませんか」「お前ら、自分だけ食えりゃあ、先輩の弁当なんかゴミくそ。知ったこっちゃねえて話か」「あ、すいません」そして有田は弁当を車の隅から二つ見つける。「ありました、黒沢さん。箱に納まらん奴が、二つよけてあって」「貸せ」弁当をひったくった黒沢は首をひねる。「ん、二つ?」「あの、もしかして、他に誰か弁当いってない人、いませんか」
すっと立ち上がる赤松。「最後に行ったらなかったから、あきらめていたが、もらおうか。あるなら」「はい」平静な顔で弁当をもらう赤松。がっくり膝をつく黒沢。(しまった。なってこった。投網一発。一瞬でもってかれた。人望という名の魚群を。狙ってたのか、奴はこの渾身の一投を。ぐぐ、卑怯者め。水泡だ。俺の積み重ねてきた努力がこれで全て。恐るべし、赤松)
アジフライ、と聞いて思い出すのは「最強伝説 黒沢」というコミックである。数年前、だんなが通勤タイムに買ったコミック雑誌に載っていたのだ。
ぐぐぐと呻く黒沢。(汚ねえぞ、赤松。弁当がなければ騒いでくれよ。労働者としておかしいんじゃないのか。めしを食わなきゃ力が出ない。騒ぐが当然だ。俺の態度は正しかったんだ。しかし、今この場の空気は、その正常な俺が小さなことで大騒ぎする小人で、労働者としてあるまじき態度をとったあの男が、まるで英雄。大人物かのよう。わかってくれ、みんな。悪しきは赤松だ。俺は正常だ。俺は決してケツの穴の小さな人間じゃない。みんながアジのことに気がつかないから、ちょっとイライラして)
そこで、ああと叫ぶ黒沢。(赤松。お前はないはずだ。お前は最後に出てきた弁当。つまり、俺がアジを仕込み忘れた弁当だ。よし、見えて来たぞ、突破口が。お前が言え)「あれ、俺アジないな。おーい、俺のアジ」(と言えば、俺はすっと立ち、お前の弁当に一枚のアジを。どうして、と言われ、いや実は、このアジ、俺がその、と答える。これならいい。美しい日本語の流れ。展開がここにある。となれば、赤松、お前が口火を切れ。こっちはいつでも対応できる)
黒沢 最強伝説>新黒沢』の連載が2013年11号から開始されている。 その他 ..
赤松はまた他の現場に呼ばれて行く。黒沢は現場を取り仕切ることになるが、他の連中は黒沢を無視する。(俺の周りに薄い膜があるみたな。俺だけがみんなに見えてないような排除。この温かくない空気は何なんだ)そして帰り際にもたもたした黒沢は、現場に置いてきぼりにされる。
最強伝説黒沢(1) / 福本伸行のレビュー | auブックパス
いいのか、と聞かれて、ちょっと許せないんだ、という坂口。「あの人、アジを二枚持っていた。つまり、盗ったんだ。赤松さんのアジ」「え」「間違いない。見たから。二枚食っているとこ」「しかし、なぜそんなせこいことを」「俺は許せねえんだ。少し、こらしめないと。なに、泊まる気になれば宿舎もあるし、30分も歩けば、交通量のある道に出る。なんとかなるだろう」
黒沢(くろさわ)は、自分の人生があまりにも満ち足りていないことに焦りを覚え、「人望が欲しい・・・! ..
急に雨が降り始め、黒岩は太郎を宿舎の中に入れる。「寒かろう。夜の雨は寒かろう。まあ、お入り。なに、遠慮はいらねえ。呑もう。アジも、この間のビールも残っている。呑もう」一人でアジフライを食い、ビールを呑む黒沢は、蒲団を敷いて、太郎とともに床につく。「太郎。俺の友達はお前だけだ。友達でいような」「……」「これからも、ずっと」「……」「ちぇ、無口だなあ。おめえ」
アジフライ食べると絶対に最強伝説黒沢の話をしてしまうけど通じないと寂しさが押し寄せる.
主人公の黒沢は40代半ばにして、自分にはなにもないことに気付いてしまった独身の現場監督。
なにかと不器用なため、現場の人間はみな自分より若いのに仕事のできる赤松ばかりを重宝する。
勝手に自分側だと思っていた、ズル剥けのゆとり浅井にまで、自分よりゲームを優先されてしまう。
とにかく人望が欲しいと切望する黒沢が、スーパーの惣菜コーナーでを見かけた時に、閃光の如く思いついた作戦である。
【感想】最強伝説黒沢(1)のレビュー一覧 | ソニーの電子書籍ストア
翌日―
作業中、黒沢は他人の目を盗んで、現場のカツ弁当にアジフライを一尾ずつつけ足す。
【最強伝説黒沢】アジフライエピソードがなんかすごいいたたまれない ..
みなが首を傾げる中、黒沢がタッパー一杯のアジフライを手提げに入れて颯爽登場する。
黒沢 最強伝説(19) - 福本 伸行 - 本の購入は楽天ブックスで。全品 ..
酒を片手にテレビでワールドカップを観戦していた黒沢は思った・・。
「どんなに熱狂しても、あれは他人事・・・他人の祭りじゃないか・・・
オレの、オレによる、オレだけの感動が欲しい・・・」
人情ものっぽい展開ではあるが、ギャグ漫画としても楽しめる。
やることなすこと裏目にでてしまう黒沢に哀愁を感じるときも。
ギャンブル要素のない福本伸行マンガ。
女キャラの画力の問題についてはさておき、幅広い読者層にも読みやすいのではと思った。
最強伝説 黒沢 |福本伸行 | まずは無料試し読み!Renta!(レンタ)
私も40代男性、独身です。黒沢さんと違い一度結婚はしましたが現状似たようなもんです。時々寂しくなりますよね。若い頃は上司や先輩に誘われて飲みに行くことも多かったのですが、周囲に馴染むのが苦手で最近は定時後はいつも一人で帰宅します。
黒沢が今後どうなっていくかは分かりませんが、生きていくヒントになればと思ってます。
[漫画]最強伝説 黒沢〜The Legend of A strongest Man
ぶつぶつ呟く浅井。「何。昨日ゲーム勝った。それがどうした。お前が何を買おうと自由だ。んなこといちいち報告するな」さらにしくしく泣く浅井。「お、おまえ、ひょっとして、したいのか、それ。先輩の誘いも糞もねえ。さっさと家に帰って、やりてえってのは、それを」「……」(なんだ、そりゃあ。よせ、やめろ。その哀しげ、はかなげな捕われた子羊みたいな風情はやめろ。悪人か。俺はそんなに悪人なのか。解放運動か。お前の態度は、人民解放運動なのか)わかったよ、と立ち上がる黒沢。「やれ。一晩中でもゲームを」
【最強伝説黒沢】知らない人でもドンドン参加してね黒沢関連コミュ【浅井純一】http:/..
今までほとんど男性誌の漫画は読んだことがなかった女性ですが、たまたま出てきたので読んでみたら…面白くてハマってしまいました。
色々空回りの黒沢がかわいそうでせつなくなりますが、がんばれ〜と読んでるうちに飽きない展開で続きが気になり…
おじさんの世界をちょっと知れて、女性が読んでも新鮮で面白いと思います。
【中根】『最強伝説黒沢』の名シーンを語り尽くす……っ!【後編】
黒沢!!!!
大学のときに読んで、衝撃をうけました。
もうおもしろくって授業もバイトもやってらんない!終わってすぐ続きを読むのが楽しみでした。
どこまでも愛しいというか、、真っ直ぐな黒沢。。。
最後は泣きました。
アジフライ見るといつも黒沢を思い出します。
アジフライ #アカギ #カイジ #福本伸行 #漫画 #黒沢 # ..
黒沢さん、色々と残念だし可哀想すぎるんだけど、笑える。
[人望が欲しい]とか言ってアジフライ弁当に詰めたりとか、泣きながら人形抱きしめて寝たりとか、迷子の子供の面倒みてあげてたのに誘○犯と間違えられたり...
最初は笑って観ていたけど、段々可哀想すぎて悲しくなりました。
#アジフライ #アカギ #カイジ #福本伸行 #漫画 #黒沢 #破傷風
黒沢の剣幕に、部下たちはようやく黒沢の弁当を探しはじめる。
程なくして弁当が二つ見つかる。
なんということはない、黒沢の弁当はケースに入りきらず別によけてあったのだ。
ぶん取るように受け取る黒沢。
昔俺「黒沢底辺すぎだろwwwこうなったらおしまいだわ」 今俺「俺のアジフライ…!太郎…!アリになれたかな…」(涙ポロポロ).
職場の部下たちに好かれる同僚がいる。
自分もそうなりたい!と必死に部下達を『おもてなし』しようとするのだが
全て裏目に出て、かえって反感を買ってしまう。哀しすぎるけど、彼の不器用さに思わず笑いが込み上げてくる、愛すべき男黒沢です。
【漫画飯再現料理】軟骨揚げライス 最強伝説黒沢 アニメ飯再現レシピ
その赤松の振る舞いに、部下たちは感嘆する。
その中で一人青ざめる黒沢。