”アジカンファン感謝祭2024 in横浜BUNTAIレポ” by Hacchi
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Anniversary Special Live ファン感謝祭2024
■■番組情報■■
<番組名>
M-ON! LIVE ASIAN KUNG-FU GENERATION
「ASIAN KUNG-FU GENERATION Anniversary Special Live “ファン感謝祭 2024″」
<放送日時>
2024/10/30(水)22:00~24:00
[再]2024/11/19(火) 22:00〜24:00
[再]2024/12/18(水) 24:00〜26:00
& Gt.)は潔(Dr.)が加入して25年になることを記念して、大きな花火を打ち上げることを匂わせていた
それが横浜BUNTAIで2days行われるファン感謝祭
2013年に横浜スタジアムで行われたファン感謝祭が再び開催されることに
しかし「ぼっち・ざ・ろっく!」の効果か、去年あたりからアジカンのチケットの倍率は大きく上昇し、2日目は確保できたものの、初日は確保できず
結果初日は配信で見ることになった
諸事情により自宅に到着するのがギリギリだったので、配信を見始めたのは開演ギリギリ
その際にステージが自然豊かなものであることを確認できたが、会場に流れているBGMが小さくならないままゴッチ達はステージへ
2022年のパシフィコ横浜2daysの際、カンフーにちなんでチャイナ服を着用していた気がするが、今回は全員ラフな格好での登場
銀髪っぽい、潔の髪型は目立つが
今回のライブはリクエスト制度が採用されており、一部リクエスト曲もセトリ入りしている訳だが、最初に鳴らされるのは山田(Ba.)がゴリッゴリのベースを鳴らし、先日リリースされた「Single Collection」で始めを飾っていた「遥か彼方」
アジカンの原点にして、最も聞かれている曲
「最初はやっぱりこれだよね」と思うし、
「踏み込むぜ アクセル」
はロケットスタートの合図のようだが、
「行き急いで」
のフレーズは数年前にも書いた気がするけどアジカンのスタンスをストレートに示していると思う
デビューしてしばらくしてシーンを塗り替え、その後もトップを走り続けているのだから
なおJAPAN JAMでは喜多(Gt.)が2番を歌う場面があったが、今回はなし
そのまま「羅針盤」と懐かしい曲が続くが中間発表の時点で、「羅針盤」はTOP30に入っていた
もしかしたら「羅針盤」は、「崩壊アンプリファー」の中で最上位にランクインしたことを記念して演奏されたのだろうか?(去年の「サーフ ブンガク カマクラ」のツアーでも演奏されている)
バンドを代表してゴッチが自己紹介した後、
「リクエストした曲は多く。TOP10の曲は全部やるんで。」
とTOP10入りした曲は演奏が確約されていることを話し、早速発表された第1位は喜多が自然を思わせるメロディーを奏でる「夏の日、残像」
夏に開催されることも加味して選ばれたのだと思うが、TLを見たら2013の人気投票では1位になれなかったことを悔しがるにフォロワーさんもいた(「ソラニン」に持っていかれたと話す方もいた)し、初期の曲が未だに愛されているのが凄い(同時に他のバンドだと、どの曲が1位になるのか興味深い)
順位は公表されてないものの、普段ほとんどやってないからこちらも上位にランクインしたと思われるのは「ワールドアパート」
ライブで初めて聞くと、「ワールドアパート」では潔のビートがとても力強いことを悟るが、積極的にやらない理由は「911」を揶揄した歌詞(「ビルに 虚しさが刺さって」の部分)が原因なのだろうか(LEDには戦争をイメージさせる映像も。この映像の本当の意味は翌日思い知ることになる)
「ワールドアパート」と同じく「ファンクラブ」に収録され、早くも画面四分割された「路地裏のうさぎ」も人気投票上位だったと思われる曲だが、ゴッチの声はとても良く伸びている
3年前のツアーでは「未来の欠片」をキツそうに歌っていたが、この日は絶好調
抜群なコンディションである
とはいえ、
「俺の喉にサディスティックな曲ばかり選ばれました(笑)。大丈夫、山場は超えた(笑)。」
と昔みたいに絶叫しまくる訳ではないので、初期の曲たちは今のゴッチに相当な負担を強いるもののようだし、
「感謝祭と呼ぶには暗すぎない?(笑)」
とゴッチが疑問を投げかけ、今度は「バタフライ」と「ファンクラブ」からまさかの3連投
流石にこれは驚いたが、この「バタフライ」をアジカンの目の前のでカバーしたキタニタツヤは、
「ロックとは暗いもの」
と2万字インタビューで話していた
「バタフライ」がランクインしたのは、キタニがカバーしたのも大きいと思うけど、アジカンも暗いイメージがあるのだと思われる(「Wonder Future」は尚更)
ゴッチがイントロを鳴らした途端に大きな歓声が起こる定番「センスレス(よく考えたら「ファンクラブ」から4連発。)」もまた暗いイメージであるが、途中で下手にあったミラーボールが輝き一旦の小停止を経て、潔が猛烈なドラミングを上げたあとは、
「世界中を悲しみが覆って
君に手招きしたって
僕はずっと
想いをそっと此処で歌うから
君は消さないでいてよ」
と闇を灯す歌となる
思えばパシフィコ横浜で行われたアニバーサリーライブでは「センスレス」がオープニングだった
あの時ほど、
「闇に灯を
心の奥の闇に灯を」
が刺さった瞬間も無いだろう
ここまではダークなロックが続いていたが、時代が一気に飛んで「マジックディスク」に収録されていた「橙」が大きく雰囲気を変えると、潔が4つ打ちを刻む「君という花」ではLEDにPVとPVが撮影されたであろう土地の今の風景が交互に映される
当然、
「らっせーらっせ!!」
の合唱も起こるが、
「自分の自信作」
と潔がインタビューでも話したように、今では当たり前の4つ打ちがギターロックに持ち込まれたのは当時珍しかった
アジカンの最初の分岐点は間違いなくここ
同時にシーンも変えていくことになる
お馴染み
「もう 錆びついたオール
向こう岸が見えない海でも
言う 大声で言う
引用“To be, or not to be”
大丈夫(オールライト)」
といった「大洋航路」のフレーズも最後に加えたあと、ゴッチ以外は1度ステージを去って、ゴッチは梯子を使って高い台まで登るのだが、
「ネットに「後藤がアジカンのライブで自分のコーナーをもうけてエゴ主張した」とか書かれそうだけど、そうじゃないから(笑)」
と主張したように、これはあくまで場面転換の一環
ゴッチが提案したものではないと強調しておく
というわけで1人残ったゴッチが「ソラニン」を弾き語りするも、前回1位だった「ソラニン」は今回50位圏外
こうしたリクエスト方式のライブは普段ライブでやらない曲に焦点が当たりやすい
なのでこのような現象が生じてしまったんだろうが、音がシンプルになった分情景も見えやすくなった
定期的に聞いてみたいアレンジだが、終わり際にはゴッチが敬愛するOasisの「WonderWall」のフレーズも載せる
この数日後、Oasisは活動再開することを発表するが、ゴッチは予見でもしていたのだろう
なお前回1位を「ソラニン」が獲得したことについては、
「なんで俺が書いたのが1位じゃないんだよ」
とすねてきた模様
ロックバンドが楽曲提供を受けることにあまりいい反応が無かった時代
尚更複雑だったのだろう
続けく「マーチングバンド」は情報が極限まで縛り込まれているので、ゴッチの声の強弱もよりはっきりするようになった
音が少ない分、生命力を感じるようなアレンジ
普段が背中を押すアンセムなら、こちらはゆっくり背中を押すアンセムと少し雰囲気も変わっていた
ゴッチがステージを去ると入れ替わるように登場したのは建さんと山田によるユニットであるコスモスタジオ
どうやらゴッチのソロライブや潔が参加しているPHONO TONESのオープニングアクトで登場したことがあるようだが、アジアンカンフー公式+にてセッションしたあと、山田が脱退した関係でしばらく活動が止まっていた模様(この件については2日目のレポで)
が、海外でライブしている際にゴッチに提案され緊急会議から復活を果たした模様
ここ数年どころか、2014以降に本格的にアジカンのライブを見るようになった方々には「ん?」だろう
このユニットはリズムボックスを用いるため、ドラムは打ち込みとなるが、喜多と山田のユニットならばボーカルは喜多となり、
「喜多ボーカル最上位曲!!」
と近年のアジアンワンマンでは欠かせない喜多ボーカル曲から最新にして、最高順位だった「ウェザーリポート」を
打ち込みでもなくリズムボックスを使うのは少し新鮮だが、じっくりと聞いていたいこのロックには案外リズムボックスは適していたりする
なお「ウェザーリポート」の順位は翌日判明することに
この日は潔加入25周年を祝う祭典でもあるので、潔も途中から参加するが、
「潔はアジカンを客席から見る夢があったようだけど、強引に参加させた(笑)」
と内情を暴露する喜多(笑)
ゴッチだけでなく喜多からも弄られるんかいとツッコミを心でしたが、今回の人気投票には潔がゴッチと共作した曲もランクインしており、「潔の暴れロック」こと、「冷蔵庫のろくでもないジョーク」は山田ボーカルによって再現
「それではまた、明日」のカップリングながら、ずっと演奏されてなかったので12年越しに演奏されることになったものの、戻ってきたゴッチは喜多がタイトルコールを間違えた件(「冷蔵庫の“くだらない“ジョーク」になっていたが、場内にいた客はほぼ無反応)を見逃さず、
「ジェラスだわ(笑)盛り上がってたし(笑)」
と文字通り嫉妬していた
ここからはサポートを迎えた編成となり、achico(Cho.
横浜BUNTAI 2DAYS公演<ファン感謝祭2024>を8月開催
のメジャーデビュー20周年と、伊地知潔(Dr)の正式加入25周年を記念したワンマンライブ「ファン感謝祭2024」が、8月24日と25日に神奈川・横浜BUNTAIで行われた。
横浜BUNTAIがある横浜はアジカン誕生の地であり、節目のたびにライブが行われているホームともいえる地。2日間にわたった「ファン感謝祭2024」のセットリストはファン投票をもとに、代表曲から隠れた名曲まで全27曲からなる大盤振る舞いの内容に。各地から足を運んだ5000人とライブの生配信を見守るファンは、自身の思い出や記憶をアジカンの楽曲に重ね合わせながら、1曲1曲を味わい尽くした。このレポートでは25日公演の模様を紹介する。
アジカンBUNTAI感想文2024.8.24-25 ASIAN ..
横浜BUNTAIの設備の1つであるワイドビジョンに「君という花」のミュージックビデオに登場する4棟の集合住宅が等間隔で並び、その下には緑が茂るステージが。木々の間にはドラムやアンプが横一列に設置され、主役であるアジカンの到着を観客同様に待っていた。いつしかビジョンに映し出されていた映像が海岸沿いの風景に切り替わり、ライブの始まりを察した5000人の観客はメンバーを迎えるべく総立ちに。そして2つのアニバーサリーを祝うような温かい拍手で、ステージに足を踏み入れた後藤正文(Vo, G)、喜多建介(G, Vo)、山田貴洋 (B, Vo)、伊地知潔(Dr)を歓迎した。
エモーショナルでポップな旋律と重厚なギターサウンドで、デビュー以降数々のヒット作品を世に輩出し続けているASIAN KUNG-FU GENERATION。2023年にメジャーデビュー20周年を迎え、今年はドラム・伊地知潔の正式加入25周年であることを記念し「ASIAN KUNG-FU GENERATION Anniversary Special Live “ファン感謝祭 2024”」を開催。MUSIC ON! TV(エムオン!)では、神奈川・横浜BUNTAIにて8/24・25の2日間にわたって開催されたこの公演から、8/25の模様をテレビ独占放送!
AKG セットリスト”ファン感謝祭 2024”@横浜BUNTAI Day2
From MOP of HEAD)といったお馴染みの面子が合流
そこからメンバー紹介を行い、
「一時期脱退して、最前でライブ見ていた時期もあったけど、こいつがいなければここまで続けてこれなかった。」
と潔に賛辞を送り、潔のドラムソロを皮切りに音像が一気に増した「ブルートレイン(Georgeの鍵盤が加わることで少しニューウェーブっぽい感じになった?ちなみに横浜BUNTAIの最寄り駅である関内に止まる横浜市営地下鉄はブルーライン)」で、喜多が電車を連想させるようなリフを鳴らしながら、潔の巧みドラムテクが発揮されていくと、前半こそゆったりと進んでいきながらも後半になるに連れて感情を爆発させる「ムスタング」と定番曲とリクエスト上位に選出されたレア曲が上手く散りばめられた感じに
LEDにはPVも流れており、ノスタルジーに浸っている方も多くいたと思われる
近年は積極的に演奏されている「無限グライダー」で潔がタイトなドラムを見せつつ、広大な草原をイメージさせるメロディーを喜多が奏でる中、「或る街の群青」はGeorgeの鍵盤が壮大なストリングスで彩るようなアレンジに
Georgeが参加する編成で聞くのは初めてだったので、「こんな大胆に変えるのか」と配信を見ながら驚いたし、リクエスト中間発表では5位
これはリクエスト選曲と思われる
そのリクエストで最終結果が3位であることを明言された「十二進法の夕景」では、後ろにSTEINS;GATEを連想させるダイバージェンスメーターも現れるが、時間が経つに連れて手数が増える潔のビートは圧巻だし、歌うような山田のベースラインも、喜多の鳴らすギターやゴッチ歌唱はとてもエモーショナルだ
3年前のアニバーサリーツアーで聞いたときもそうだったけど、これは心を毎回鷲掴みに去れてしまう
喜多の泣きメロが炸裂し、
「そうだ 未だ見ぬ明日を
どんな悲しい最期が待ち受けていようとも
それを「希望」と呼ぼう」
と明日への希望を込めたであろう「未だ見ぬ明日に(中間で4位だったことを踏まえると、これもリクエスト枠)」を経て、ゴッチが
「チェッ チェック 1、2」
と確認してから入る「迷子犬と雨のビート」でGeorgeが陽気なホーンを鍵盤から出した後、
「生きて行こう」
と背中を押したあと、今では完全に定番となっている「Re:Re:」になだれ込んで行くが、「Re:Re:」を取り巻く状況はこの数週間で大きく変わった
なぜならアジカンの再評価に大きく貢献した「ぼっち・ざ・ろっく!」の劇場総集編主題歌としてカバーされたからである
数年前に「僕だけがいない街」の主題歌、ならびに「ソルファ」の再録版への先行シングルとして再録された際に再注目されたけど、8年の時をかけて再びピックアップされる
凄まじい運命を歩んでいる曲だと思う
ぼざろの方はぼっちちゃんこと、後藤ひとりのCVを務める青山吉能がカバーしたので、ぼっちちゃんから結束バンドのメンバー全員に向けての曲となった
逆にファン感謝祭に現地で参加した方、ならびに配信で参加している方には
「君がいないとさ!!」
とアジカンを指している曲になっているだろう
アジカンがいない人生なんて考えるだけで恐ろしい
そしてフェスでは演奏されるものの、ワンマンでは必ず演奏されると限らない「リライト」はフェスやイベントと比較すると、コールアンドレスポンスは控え目
再録音源と同じくらいのしゃくで終わるが、普段はコーラスしない喜多もマイクに向かってコーラスを載せていたような気がした
客席からのコールアンドレスポンスに全身全霊を頂いてしまったのだろうか
「俺たちはスーパーマンじゃないけど、4人でしか出来ないことがある。あと10年は少なくとも続けたいと思います」
と超人ではないものの、4人だから出来ることがかると信じ、更に10年近くは転がり続けることを約束し、本編最後が「転がる石〜」になったのは、「ぼっち・ざ・ろっく!」の影響だろうか
ゴッチが厳しい現実を生き抜くために作った曲は、長い歳月を経て多くの人に愛される歌となった
これからも何を失うかは分からないけど、凍てつく世界を転がるように走り出して本編は終わるが、この翌日は別の感情を抱くことになる
アンコールではまず、ゴッチが先日立ち上げた藤枝市内に音楽スタジオを建てるクラウドファンディングについての説明があったが、これは2日目のレポで詳しく触れるので割愛(というかアーカイブが31まで見れると思うので、そちらを見たほうが分かりやすい。なお値段は3000前後!!)
そのうえで喜多達が戻って来ると新曲「MAKUAKE」を披露
まだ音源化は決まってないようだが、配信で聞いた際には、
「暗い闇を振り返らずに 朝日が昇る頃だね」
とポジティブなフレーズが印象に残った
ここからまたアジカンが始まる
そんな感じの曲
ライブハウスでやってきた頃を想起するMCをゴッチが行ったあとは、ゴッチ達が次々と走り回るPVが記憶によく残り、山田がゴリッゴリのベースを鳴らす「夜のコール(中間投票では11位、なのでかなり良い位置にいたと思われる)」が演奏されるが、
「言葉にすれば遠く いつからか臆病になった
想うだけではきっと 僕は何処へも行けないの」
は儚いが、
「言葉だけでは遠く
それでも また詩を詠んで
凍えきった君を乗せて ベッドルームから一歩
別世界に連れ出したいから」
という誓いの通り、沢山の人々をアジカンは連れ出したと思う
連れ出されたあとのその先は君のものだ
それが後続バンドに受け継がれるどころか、今ではサブカルチャーにも繋がった
この願いは間違いなく現実になった
そしてラストはGeorgeが鍵盤でストリングスを担い、これからも花が舞ってくことを暗喩したように「海岸通り」
横浜BUNTAIがある関内は月に1回は必ず訪れるほど身近な街で、自分の地元からすぐに行ける(神奈川県民ホールが来年からしばらく閉鎖されることから神奈川でアジカンがワンマンするなら、しばらくここになる)
だから両日参加したかったけど、セトリが変わる可能性も加味して見た初日は配信で見た
結果、ゴッチの弾き語りもコスモスタジオによる演奏も、フルセットの演奏もありまさにアジアンファンにはたまらない2時間半だったと言える
10年どころか、もっと続けてほしいと思った
この翌日は現地で見ることになるが、その際には違った感情を抱くことになる
セトリ
遥か彼方
羅針盤
夏の日、残像
ワールドアパート
路地裏のうさぎ
バタフライ
センスレス
橙
君という花〜大洋航路
---ゴッチ弾き語り---
ソラニン〜Wonderwall(Oasisのカバー)
マーチングバンド
---コスモスタジオ---
ウェザーリポート
冷蔵庫のろくでもないジョーク w/潔※山田ボーカル
潔のドラムソロ〜ブルートレイン
ムスタング
無限グライダー
或る街の群青
十二進法の夕景
未だ見ぬ明日に
迷子犬と雨のビート
Re:Re:
リライト
転がる岩、君に朝が降る
(Encore)
MAKUAKE※新曲
夜のコール
海岸通り
「ファン感謝祭2024」の始まりを飾ったのはメジャーデビュー作「崩壊アンプリファー」の1曲目である「遥か彼方」。今年7月リリースのシングルコレクション「Single Collection」に2024年バージョンが収録されているこの曲は、テレビアニメ「NARUTO -ナルト-」のオープニングテーマであり、海外公演でも大合唱を巻き起こすASIAN KUNG-FU GENERATIONの代表曲だ。かつては若さゆえの焦燥と青臭さをはらんでいたこの曲だが、20年の歳月を経て再現されたサウンドは骨太さと包容力をたたえ、メンバーが25年の間に重ねてきた絆をも感じさせるものに。後藤のシャウトがさく裂する大サビの直前に客席が一瞬明るくなると、ステージを囲む形で設置された客席には笑顔が広がっていた。インディーズ時代の人気曲「羅針盤」ではビジョンに「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のロゴが浮かび、映画のオープニングさながらのスペクタクルな演出がオーディエンスの高揚感を煽った。
AKG セットリスト”ファン感謝祭 2024”@横浜BUNTAI Day2 ..
> > > ASIAN KUNG-FU GENERATION 横浜BUNTAIにて開催された“ファン感謝祭 2024”より、8/25公演の模様をテレビ独占放送!プレゼントキャンペーン実施中!
ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2024「ファン感謝サーキット」
20代中盤のメンバーが橋の上で踊るMVを背に披露された「君という花」を区切りに、喜多、山田、伊地知が退場し、後藤は土手を模した細長いステージに向かう。階段を登り切った後藤はスタッフからアコースティックギターを受け取ると、開口一番に「最初に断っておきますが、1人で歌いたいと言ったわけじゃないですよ」とエクスキューズ。自分がいるステージが土手をイメージしたものであることを説明してから、「ソラニン」を穏やかに弾き語り始めた。「ソラニン」は2013年に横浜BUNTAIにほど近い横浜スタジアムで行われた「ファン感謝祭」の投票企画で1位を獲得した楽曲。浅野いにおのマンガを原作とした同名映画の主題歌として、浅野が作中に書いた詞にメロディを付ける形で誕生したエピソードを持つ。後藤は「詞を褒められるんだけど、俺が書いた詞じゃないんだよね」と笑いながらも、歌詞の言葉1つひとつを愛おしそうに歌い上げた。
アニバーサリーライブ【ファン感謝祭2024】2Days開催決定
後藤のソロコーナーが終わると、今度は喜多と山田の2人によるデュオCosmostudioのコーナーへ。ここでは、喜多が「ウェザーリポート」で持ち前のハイトーンボイスを伸びやかに響かせ、山田が「冷蔵庫のろくでもないジョーク」で端正な歌声で観客の耳を潤す。なお「冷蔵庫のろくでもないジョーク」では、伊地知も加わり「ファン感謝祭」ならではの貴重なセッションが展開された。
アジカンのデビュー20周年が8月24日(土)・25日(日)の2日間、横浜BUNTAIにて開催されますが、5月4.
& Gt.)たち4人が現れこの日も山田(Ba.)がゴリッコリのベースを鳴らす「遥か彼方」で始まるのは初日と同じ
セットリストは2日間通してあまり変化はしてないが、配信でしっかり見れなかったLEDは海原を駆け抜けていく映像になっており、「行き急いで」きたアジカンを隠喩しているようにも見える
並びに16分を刻む潔(Dr.)のビートも大きかったりと配信と生は臨場感があまりに違うし、サビに入る前にゴッチ達が手を上げるとそこで大歓声
最初から歓声は起こりまくり
中でも「羅針盤」
LEDにバンドのロゴが映されて始まったが、ゴッチたちが鳴らすサウンドスケープはNUMBER GIRLやeastern youthそのもの
アジカンがこの両者の影響を受けているのは有名な話だが、「羅針盤」を生で体験するとよりそう思う
前日同様、ゴッチがリクエストTOP10の曲はやることを確約し、そのリクエスト1位である「夏の日、残像」を早速やるが、4人の中でも一際動く喜多(Gt.)が時に優しく、時に力強いメロディーを奏でる
横浜スタジアムで行われた前回のリクエストでは「ソラニン」か1位となり、こちらは22位となったが、今回は1位
夏風を感じるようなこのメロディーはいつまでも色褪せないだろう
そこからの「ワールドアパート」は落差が凄まじいと思うが、LEDには戦争を彷彿させる映像やアメリカを示唆するような地図の映像が映る
どう見てもこれは戦争や911を連想させるものだし、
「遠く向こうで
ビルに虚しさが刺さって」
とゴッチが叫ぶ様子は現実を突きつけられる
自分は貿易センタービルの近くを幼少期に訪れたことがある
だから911の映像を今でも覚えているが、そこからテロも戦争も収まる気配はないし、日本政府は戦争をやる気満々
しかし核武装は全く意味をなさない
むしろ対立を煽るだけである(自分が昔読んだ小説にもそのことがはっきり明記されていた)
戦争が無くなる革命が起こるのはいつになるのだろう
テロも戦争も戦争を誘発する行為も絶対に許してはならない
山田と潔が絶妙なグルーヴを築き、ゴッチのハイトーンボイスが冴え渡る「路地裏のうさぎ」と、前日同様「ファンクラブ」収録曲ラッシュに入る最中、
「みんなの顔を見ると「これやってくれている!」な反応しているのが、分かるけど俺の喉への負担が激しい曲ばかり選ばれている(笑)」
と悲鳴を述べるゴッチ
昔は叫びまくる曲が多かった分、今その頃の曲をやるのは喉に大きく負荷をかけてしまうのは分かるが、
「昨年くらいから右腕が上がりにくくなっていたんだけど、ここ最近はそんなことない。今日絶好調です。」
とコンディションが良いことをアピール
実際序盤からゴッチの声はかなり伸びている印象である
キタニタツヤのカバーで再注目されたであろうダークなロックこと「バタフライ(恐らくキタニは「ファンクラブ」をアジカンで1番好んでいそうな気がする)」は、バタフライエフェクトを示唆するように、LEDの映像が幾つも重なる中、お馴染みの「センスレス」は潔の4つ打ちを筆頭に踊らせまくり
思えば2014年のロッキンで初めて生で聞いて、そこから「センスレス」を好むようになったが、途中でミラーボールが輝き、
「世界中を悲しみが覆って
君に手招きしたって
僕はずっと
想いをそっと此処で歌うから
君は消さないでいてよ」
に入る前には大歓声
サイケデリックなロックから夜明けが訪れたかのように加速するラストは、「ファンクラブ」のトンネルを次へと繋ぐ橋渡しのような役割をしている気がした
「ファンクラブ」収録曲がもたらしたダークな雰囲気を「マジックディスク」に収録され、喜多かキャッチーなメロを鳴らすパワーポップな「橙」が浄化したあと、潔の4つ打ちを起点とする「君という花」は奇妙なダンサーが現れるあのPVが映っただけで大歓声
サビの前には山田が軽く飛び跳ね、
「らっせーらっせ!!」
の合唱が起こったあと、喜多が気持ち良さそうにギターソロを弾いたり、「Yeah!Yeah!!」に合わせて客席から手が上がったりと終始良い雰囲気
この日も「大洋航路」の
「もう 錆びついたオール
向こう岸が見えない海でも
言う 大声で言う
引用“To be, or not to be”
大丈夫(オールライト)」
が引用されたが、潔が取り入れたディスコビートが注目され、シーンにも影響を与える曲となったのは周知の通り
このおかげでここまでこれた
前日同様ゴッチ以外はステージを去り、ゴッチは梯子を使用して台の上に登っていくも、
「「後藤ってエゴスティックな一面あるから。ステージが自然溢れているから、自然の中で歌いたいと思ったんだろ!!」って訳じゃないからね(笑)」
とやっぱりこの日も自虐
これは場面転換の一環であるが、
「俺静岡の高校の出身なんだけど、その時は音楽やってなくて大学入ってから始めたのよ。だから同級生は「う~ん」って感じ。大学入ってから夜に1人、こんな感じで練習していた。」
と河川敷の上という設定の台の上で「ソラニン」を弾き語り
ゴッチたち4人が出会った大学といえば関東学院大学
ゴッチの大学時代は、こんな感じで自宅で練習していたのだろうか
「後藤くんは歌詞がいい。って言われたのに、10年前は俺が作ってない「ソラニン」が1位。」
と前回の人気投票で「ソラニン」が1位だったことは今もなお気にしているようだが、
「これからも色んなところでやっていきますよ。」
と「ソラニン」はこれからも演奏されていく
前日「マーチングバンド」だった箇所は、「ボーイズ&ガールズ」に変更
ここでセトリに変化が出たため、2日目共通セトリではないことが判明したが、元々「ボーイズ&ガールズ」はバラードなので弾き語りはとても映えるし、
「何かが正しい 僕らに相応しいこと 見つけて
それをギュッと握りしめて
嗚呼 いつか老いぼれてしまっても 捨てずに
新しい扉を開こうか
We've got nothing」
といったメッセージはより心を打つようになった
まだ始まったばかり
終わったわけではない
ゴッチがステージから去ると、今度は喜多と山田がそれぞれ両サイドから現れるコスモスタジオに
このコスモスタジオがオープニングアクト用のユニットであることは、前日のレポでも触れたと思うが、
「俺はオープニングアクト専門って感じで始めたんだけど、山ちゃんがオリジナル曲を作ろうとしちゃって。「違う、そうじゃない」って感じ。そうしたこともあって、一度山ちゃん脱退した(笑)」
と1度ユニットが止まってしまったのは、喜多と山田でユニットに対する考え方が異なったからとのこと
むしろ山田が作ろうとしたオリジナル曲をアジカンでやって欲しいが
喜多ボーカル曲から最高位を獲得した「ウェザーリポート」は、この日もリズムボックスを用いて演奏されるが、
どうやら総合順位は50位
前回は「嘘とワンダーランド」が30位でランクインしたが、今回はそのような大躍進を起こせず
一方ここで合流した潔は、
「潔はステージ立つのを嫌がっていたけど、無理して上がってもらった(笑)」
とやはり、強引にステージに立たされているようで、メタルが好きな潔らしい一面が出ている「冷蔵庫のろくでもないジョーク」を山田ボーカルで行い、今後のライブでも出来る可能性を示したが、戻ってきたゴッチは、
「潔、ステージに上る直前にメール送信してた(笑)。そこまでしてステージに上がりたくないのか(笑)」
と舞台裏を暴露していた
achico(Cho.
8月24日(土)開場16:00開演17:00 8月25日(日)開場15:00開演16:00 ; 料金
「意外とカッコよかった」と後藤なりの賛辞が3人に贈られたところで、サポートメンバーのAchico(Cho / )とGeorge(Key / )がバンドに合流。そして「最初はチャラチャラしているやつだと思ってたけど、彼がアジカンにもたらしてくれた音楽的な進化は素晴らしいものだと思っています」という言葉を機に、伊地知にスポットライトが落ちる。まばゆい光を一身に浴びた伊地知は華麗なドラムソロで観客を唸らせ、トリッキーなリズムが象徴的な「ブルートレイン」へつなげる。6人のミュージシャンたちが放つ音が有機的に絡み合う「十二進法の夕景」、Georgeの奏でるシンフォニックな音色が祝祭的なムードを醸し出す「迷子犬と雨のビート」など、成熟したバンドサウンドがたっぷり響いた後半戦だったが、「Re:Re:」のイントロが鳴った瞬間に横浜BUNTAIの時は2000年代へと逆戻り。ビジョンにはかつてのアジカンのアーティスト写真が走馬灯のように投影され、過去と現在のアジカンがオーバーラップしていく。そこから「リライト」になだれ込むと、会場の熱気は爆ぜるように上昇。プリミティブな演奏と後藤の感情をむき出しにした叫びにも似た歌に合わせて、盛大なシンガロングが巻き起こり、強固な一体感が横浜BUNTAIを包み込んでいく。
一般:9,500円(税込) U-23サポート:6,000円(税込) ; 公式サイト
『Anniversary Special Live “ファン感謝祭2024”』
08/24(土)神奈川・横浜BUNTAI
08/25(日)神奈川・横浜BUNTAI
ASIAN KUNG-FU GENERATION 2024.8.25
「いろんなことがありましたが、潔が入って25年。こういう場所に立てていることをうれしく思います。ステージの上での自分は、スーパーマンじゃないと思わされる。でも、この3人と出会って、自分の中の思ってもないところが開いていく感覚があって。本当にアジカンをやっててよかったなと思います」とメンバーを代表してこれまでの日々を振り返った後藤。だが、その眼差しはすでに未来に向けられており、「転がる岩、君に朝が降る」で彼は、これから先もアジカンが転がり続けることを示唆するように「僕らはきっとこの先も 心絡まって ローリング ローリング」というフレーズに力を込めた。