名探偵コナン 100万ドルの五稜星, 9.63, 63.8, 2024
最初の週末3日間では、シリーズ最高の成績を収めた前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)と比較して動員が10万人弱、興収が約2億円上回っていた『100万ドルの五稜星』。2週目末の3日間成績で両者を比較してみると、動員が20万人以上、興収は3億円ほど今作の方が上回っており、初週末よりもその差を広げたことになる。
これをより詳細なデータで見てみると、初週末3日間の動員に対しての2週目末3日間の動員は、『黒鉄の魚影』が51%だったのに対して、『100万ドルの五稜星』は58%。一方、興収では前作が52%だったのに対して今作は57%。前作がどちらも半減近い数字をマークしていたのは、初動があまりにも大きかったということもあるが、土日と比べると数字が落ちやすい“初日ではない平日”の金曜日の成績が含まれていたからにほかならないだろう。
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がぶっちぎりで初登場No
全国515館(IMAX50館、MX4D13館、4DX64館、Dolby Cinema8館)というシリーズ史上最大の規模で公開された『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』。その初日から3日間の動員は227万4333人、興収は33億5249万4500円。昨年の前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)対比106.5%というシリーズ最高のスタートダッシュであり、また『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)に次いで日本歴代2位の破格のオープニング成績でもある。
公開前の事前試写会が一切行われずに迎えた公開初日には、全国10都道府県の23劇場で午前0時から“世界最速上映”が行われ大盛況。初日の12日は平日だったにもかかわらず1日だけで興収9億6000万円を突破。13日と14日の土日はそれを大きく上回り、それぞれ1日だけで10億円を超える興収を叩きだすなど、毎年恒例のことではあるが映画館は「名探偵コナン」一色に。
シリーズが金曜日公開になったのは『名探偵コナン ゼロの執行人』(18)からであるが、興行通信社の動員ランキングが週末3日間の成績で発表されるようになったのは昨年から。緊急事態宣言の影響を受けた『名探偵コナン 緋色の弾丸』(21)は例外としても、『ゼロの執行人』は2週目末に初週末対比61%の動員と63%の興収、『名探偵コナン 紺青の拳』(19)は同59%の動員と61%の興収、そして最初の土日2日間だけで100万人に届かなかった『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(22)の場合はどちらも初週末対比65%であった。
前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』が興業収入138.8億円という、シリーズ初の100 ..
2位に圧倒的な大差をつけて2週連続Vを飾った『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』。2週目末3日間の成績は、観客動員数132万7000人、興行収入は19億2100万円。これで累計成績では動員が447万人目前まで迫り、興収は65億円を突破。公開からわずか10日間で『名探偵コナン 純黒の悪夢』(16)を抜いてシリーズ歴代興収7位に上りつめた。
もはや“国民的アニメシリーズ”を通り越してゴールデンウィーク前の風物詩ともなりつつある「名探偵コナン」シリーズ。第16作の『名探偵コナン 11人目のストライカー』(12)から第23作『名探偵コナン 紺青の拳』(19)まで8作連続で右肩上がりの興行を継続し、第17作『名探偵コナン 絶海の探偵』(13)以降は毎年シリーズの興収新記録を更新。コロナ禍で1年の延期となった『名探偵コナン 緋色の弾丸』(21)で一度流れがストップしたものの、翌年の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(22)で再びシリーズ最高の興収を叩きだした。
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4月19日から4月21日までの全国映画動員ランキングが発表。前週にシリーズ最高のオープニング成績を叩きだし、事前の期待を大きく上回る華麗なロケットスタートを決めた『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(公開中)が、今週も危なげなくぶっちぎりのNo. 1を獲得。まずはその2週目の成績からチェックしていこう。
しかし、これらの数字はいずれも土日だけでの比較であり、“初日ではない平日”の金曜日は含まれていない。含めるとすれば、もっと数字は落ちることだろう。近年は特に“ネタバレ忌避”のムードが強まったことで、初週末の、それも初日の成績が以前よりも高くなりやすい傾向にある。それを踏まえ、かつ2度目の金曜日の成績を含んでも初動対比6割近くの動員&興収を維持した今回の『100万ドルの五稜星』はこれまで以上、少なくとも前作以上の強力なポテンシャルを秘めたままゴールデンウィーク戦線に駒を進めることになると推測できる。
劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」公開記念
4月12日から4月14日までの全国映画動員ランキングが発表。ついに公開を迎えた劇場版「名探偵コナン」シリーズの第27作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(公開中)が、期待通りぶっちぎりのオープニング成績を叩きだして初登場1位を獲得。まずはその記録づくめの観客動員数&興行収入をチェックしていこう。
ちなみに『黒鉄の魚影』は2週目末の時点(公開10日間)で興収が58億円で、最終興収が138億8000万円。つまり最終興収に占める最初の10日間の割合が41.78%。『100万ドルの五稜星』は先述の通り10日間で興収65億円なので、まったく同じペースで推移すれば最終興収は155億円(=現在のレートで“1億ドル”をちょうど上回る)と皮算用できる。前作を上回るペースでゴールデンウィークを駆け抜ければ、怪盗キッドも服部平次も“1億ドル以上の男”になることが確実ということだ。
【ネタバレ感想】スシが見た「名探偵コナン #100万ドルの五稜星」
劇場版コナンは「爆破」が代名詞になっているほどド派手なスペクタクルシーンが立て続くため、ともすれば原作の世界観を壊したり超越したりしかねない危険性をはらんでいるのだが、キャラクターの一貫性にブレがないため、ファンにおいてもスッと受け入れられる部分が大きいのではないだろうか。服部平次と怪盗キッドの間に確執がある「キスの恨み」においても、原作→TVアニメで描かれた内容であり、きっちりとつながっている。ちなみに、100万ドルの五陵星」に合わせて発売された原作コミックス105巻には「服部平次&遠山和葉」「怪盗キッド」の登場エピソードが収録されており、少年サンデー掲載時から逆算していたと考えると実に用意周到だ。
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』150億円突破&青山剛昌イラスト
そして昨年、『黒鉄の魚影』でシリーズの悲願であった興収100億円を、公開からわずか24日間で突破する快挙を達成。最終的に興収138億8000万円、動員978万人という非の打ち所がない数字を叩きだすことに成功。となれば今年は、2作連続で興収100億円を突破すること、前作を上回るシリーズ最高の興収を記録すること、そしてシリーズ初の観客動員数1000万人を達成することが目標となるだろう。まだ公開されたばかりではあるが、その3つとも実現の可能性は非常に高い。
興行収入も本作で初めて40億の大台(今の感覚だとショボいですが)に乗っ ..
「原作のエピソードをアニメ映画化する」でもなく「原作とはつながらないオリジナルエピソード」でもなく、「アニメオリジナルながら原作ともリンクする」仕様でクオリティも高いという離れ業をやってのけているのだ。かつ、「100万ドルの五稜星」においては「名探偵コナン」だけでなく青山の別作品「まじっく快斗」「YAIBA」のキャラクターも登場し、ユニバース状態。オールドファンには感涙ものの仕掛けが施されている。さらに「平次がコナンを抱き上げてサポートする」「鈴木園子の有能ぶりがさりげなく描かれる」「和葉の聴力が優れている設定が引き継がれている」等々、謎解きに大きく関わる部分からそうではないところまで、キャラクターへの愛情と理解度がすさまじい。
名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)の画像 · 名探偵コナン 100万ドルの ..
ちなみに怪盗キッド(声:山口勝平)が劇場版に登場するのは『紺青の拳』以来。同作は最終興収93億7000万円で、キッドはあと一歩のところで“100億の男”に届かなかった。しかし同作のオープニング初日3日間成績と比較すると、今作は動員が156%で興収はなんと178%。あわよくばキッドは、“100億の男”ではなく“1億ドル(現在のレートでは153億円)の男”になれるかもしれない。最大の勝負所となるゴールデンウィークに向けて、『100万ドルの五稜星』の推移を楽しみに見守っていきたい。
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』興行収入100億円突破!
元々劇場版コナンシリーズは1作目の「時計じかけの摩天楼」から一貫して、原作者の青山剛昌がアニメーターとしても参加している。キモとなるシーンを原作者自らが描き下ろすという〝連携〟が当初から行われており、原作とのリンクや掘り下げも細やかだ。コナン/新一の誕生日や毛利小五郎・妃英理夫婦の過去編が描かれて原作にも還元されてゆき、第18作「異次元の狙撃手」では原作に先んじて、沖矢昴の正体が明かされた。「黒鉄の魚影」では灰原哀の過去編やキャラクターの掘り下げががっつりと行われており、本作「100万ドルの五稜星」においては原作の根幹にもかかわる衝撃的な新事実が判明する。しかもさまざまなキャラクターの見せ場のシーンを青山が描き下ろすとなれば、ファンが参加しない選択肢はない。
公開初日の人の多さに耐え兼ね、少し日にちも経った月末に見にいきました。 興行収入 ..
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。新年最初のアクセスランキングは、昨年12月30日公開の「グランメゾン・パリ」が前週の14位から首位に躍り出ました。木村拓哉主演による2019年放送のテレビドラマ「グランメゾン東京」の続編となる映画版です。昨年都内劇場で行われた初日舞台挨拶には、木村をはじめ、共演の鈴木京香、沢村一樹、及川光博、正門良規、そして塚原あゆ子監督が登壇し、公開の喜びなどを述べました。
この作品は、興行収入100億円を突破した大ヒットした作品なんだね☆ ..
さまざまな宣伝戦略を取りつつ、「ファンへの寄り添い」の意識が強い(ライトに広げるよりもコアを大切にする)のが劇場版コナンの特徴であり、それが故に「このキャラを100億の男/女にしたい」という〝推し活動〟が加速する。ただ、広報がいくら頑張っても肝心の中身=映画自体がファンに愛されなければ本末転倒。しかし、劇場版コナンにおいてはそれは杞憂(きゆう)だ。単体作品に見せながら実は原作と完全にリンクしており、情報の〝先出し〟すら行われる仕様になっている。
劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」初日3日間で興収33億円!記録更新狙える好スタート
公開から1か月半経った今も、勢いが止まることを知らない『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。6月2日(日)までの公開52日間で、観客動員数1006万人、興行収入144億円を突破し、劇場版『名探偵コナン』シリーズとして、初の観客動員数1000万人を達成した。
青山剛昌による原作漫画の連載が30周年を迎え、コミックスは105巻、累計発行部数は全世界で2.7億部を記録。TVアニメシリーズも放送1200回を超えるなど、その勢いがとどまることを知らない「名探偵コナン」。先月27日(月)には、公開45日間で、昨年公開された劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』の興行収入138.8億円超えの140億円を突破し、27作目にしてシリーズ史上最高記録を更新するという前代未聞の快挙を成し遂げた。
今作『100万ドルの五稜星』は、ゴールデンウィークを超えても勢いを落とすことなく、6月に入っても前作を上回る対比で推移しており、ついに劇場版シリーズ初の大台突破となる観客動員数1000万人という新記録を打ち立てた。5月中旬からは【愛を叫べ!100万ドルの応援上映】と題した発声可能上映も実施され、SNS上では、「会場の団結力がハンパなかった」「シーンごとに入る的確なツッコミに思わず笑っちゃう」「最後みんなで主題歌を合唱できたのが感動した」といった感想が上がるなど各地で大好評を博している。他にも自動制御ペンライト上映、英語字幕上映といった新形態での上映も実施し、多くの観客が様々な角度から本作を楽しんでいる。タイトルにも入っている函館の≪100万ドルの夜景≫10個分の成績突破も目前に迫るなど、これからも本作がどこまで記録を伸ばすのか、引き続き期待だ。
4月12日(金)から、メガヒット公開中!✭
超大ヒット映画、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が、待望のBlu-ray&DVD化で202..
もちろん公開タイミングに合わせて金曜ロードショーで過去作を放送したり、マクドナルドやスポティファイとのコラボレーションを行ったりと露出も大量に行い、テレビやネット、雑誌に街頭広告とリアル/デジタルでユーザーが何かしらには触れるような仕込みにも余念がない。元々劇場版コナンは配信サービスで見放題にはなっておらず、公開タイミングに合わせてHulu等で見られるようになる(この時期だけ期間限定で復活する)パターンを取っていたが、今年はそれに加えてNetflix等でも配信を開始。しかも全作品ではなく、「100万ドルの五稜星」に関連するエピソード(怪盗キッド、服部平次、遠山和葉の登場作)を中心にしている。実際、Netflixのランキング上位を独占しており、この試みは成功したといえるだろう。
興行収入50億円を超えるという記録的なヒットとなった。2位には山崎 ..
山本監督は、こだま監督と同じ7作を手がけて、劇場版『名探偵コナン』シリーズを静野孔文監督に引き継ぐ。この頃はもう、30億円超えは必至の人気シリーズに成長していただけにプレッシャーもあっただろう。いつものように作っていれば観客には喜んでもらえて、興行成績も確保できるが、それでは成長とともに離れていってしまうことも考えられるからだ。
名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) 映画 · 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 映画 ..
まず本作においては、事前の一般向け試写会を行わない形が取られた。劇場版コナンほどのビッグタイトルとなれば全国主要都市で試写会を行い、〝見せ込み〟を行うことで口コミを加速させ、公開日に向けた盛り上がりを作っていくのが通例。しかし「100万ドルの五稜星」においては、事前に試写会を行わないというアナウンスがなされた。前作「黒鉄の魚影」の試写会で一部の観客がネタバレを行ってしまったのも大きいだろうが、そうした事情があってもネガティブな告知にはせず「今回は怪盗キッドの秘密が明かされるため行わない」と〝それだけすごい内容になる〟と観客をあおりつつ、しかも〝試写状を怪盗キッドに盗まれた!〟という建て付けにしてファン心をくすぐるプロモーション戦略もうまい。