153円台まで円高。トランプ氏指名の財務長官の発言が相場に影響
見通し:市場が日銀による緩和政策のさらなる修正と米連邦準備理事会(FRB)の利上げの転換点を織り込む中、ドル円の下落基調は今後も続くと予想する。
ベッセン氏の発言は、今後のドル円相場に大きな影響を与える可能性がある。 ドル/円月足
境界線:130円超に向かう一時的なドル円反発の場面では、円買いドル売りを勧める。
以上を踏まえ、ドル円の予想について、3月末を125円、6月末を122円、9月末を120円へと、従来予想をドル安円高方向に大きく変更する。日銀は我々の当初の予想よりもかなり早期に金融政策の正常化に踏み切ったため、ドル円相場は1 ドル=125円にまもなく達する見通しだ。130円超に向かう一時的なドル円反発の場面では、円買いドル売りを勧める。
15日の米ニューヨーク外国為替市場で、円がドルに対して約2円下落し、一時、8月2日以来の円安ドル高水準となる1ドル=149円台をつけた。
米ドル/円は、7月11日の大陰線からほぼ一貫して急落してきた。途中の切り返しは、あえて挙げるなら7月18日ぐらいしか見えなかった上、7月30日が示した「弱気リバーサル」がその後の大幅続落をもたらし、一方通行の相場となった。これは円売り筋の総撤退を示唆しており、ほぼ一掃されたのではないか。
半面、3月どころか2月の安値を割り込む値動きが確実視される分、いわゆる大暴落後の「後遺症」が鮮明化してくるだろう。言ってみれば、テクニカル上の節目をすべて破り、「スピード違反」の下落に歯止めが効かないことが懸念される。その分、一旦下げ止まりとなると、今度は押し目買いのニーズが少なく、テクニカル上、異常な「売られすぎ」でも大した反発はなく、あくまで安値圏での保ち合いに留まる、といった市況が想定される。
ドル円が130円超に向かう一時的な反発の場面では、円買いドル売りを勧める。 ドル円の反発場面でドルを売る
日銀の利上げ以降、国際投機筋による円の買戻しが加速し、円高が進行し、日経平均株価の急落した。また、8月2日に発表された米雇用統計の芳しくない結果から米金利が急低下し、ドル売りが殺到した。今週は急落後の下げ止まりとともに、リバウンド先行の動きも想定できるが、大暴落の後だけに、リバウンドがあっても限定的と予想する。
先週の豪ドル/円は先々週に続き、週足では再度長大線を形成し、大暴落となった。一気に2023年12月の安値に迫り、強気変動の構造を「破壊」したと言える。ゆえに、当面「修復」は難しいだろう。
1ドル100円への下落を当面回避、あくまで米大統領選までの小康か
豪ドル/円は、7月30日に一時101.80円まで反発し、下げ止まりの様子を示したが、その後安値を再更新。そこからさらに6円以上急落し、テクニカルの節目が全く効かない「パニック相場」の様相を呈した。
だが、今回の現状維持の決定にもかかわらず、為替市場では10年国債利回りの上限が1.0%まで引き上げられるとの思惑が続くと我々はみている。こうした見方を支える根拠は、日本経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)のさらなる改善見通しである。天然ガス価格が下落するなか、日本の貿易収支はこの先改善が見込まれる。一方、サービス収支も中国を始めとする訪日外国人観光客の受け入れ再開から恩恵を受けるだろう。加えて、訪日観光客の回復や、まもなく始まる「春闘(春季労使交渉)」で見込まれる賃上げ確保により、日本の2023年のインフレ率は3~4%の高水準が続くと我々は予想している。こうした良好なマクロ経済環境を背景に、市場では日銀の追加修正観測が続き、ドル円の下押し圧力になると我々はみている。
11日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=153円台半ばに下落。株高や堅調な経済指標で米国の利下げ観測が後退したことが背景にある。
先週の米ドル/円は大きく続落。8月2日には一時146.41円まで下落し、3月の安値を割り込む寸前だった。円キャリートレードの崩壊はもちろん、相場は混乱し、米ドル売り一辺倒の市況だった。
NYダウ 一時600ドル超の大幅下落 景気や企業業績などに警戒感 | NHK
豪ドル/円は、現状においてテクニカル上の視点では測るのが難しい状況だ。急落が続いてきたわけなので、下げ止まり、あるいは自律反発程度の持ち直しが推測される。しかし、過大な期待は禁物であり、押し目買いのスタンスは適切とは言えないだろう。
歴史に学ぶドル下落のポテンシャル | 野村総合研究所(NRI)
米ドル/円は大暴落の「後遺症」が見られるか、豪ドル/円も歴史的な暴落に
【ドル円の週間見通し】米ドル安・円高の同時進行を警戒 146円 ..
日銀は1月17日~18日に開催された金融政策決定会合で、 10年国債利回りの許容変動幅の上限を0.5%に据え置いた。市場では1.0%への引き上げ観測が強まっていたが、これに反して現状維持が決定されたことから、ドル円相場は一時、発表前の128円から132円近くまで反発した。日銀の黒田総裁は会合後の記者会見で、12月会合の政策修正(10年国債利回りの上限を0.25%から0.5%に引き上げた)の影響を評価するには時間が必要と述べ、現行の大規模な緩和策は持続可能との考えを強調した。
[PDF] 最近のニュージーランド・ドルの下落と 今後の見通しについて
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ドル下落、一時109円台前半まで円高進む 日銀の介入警戒感薄れ
ここまでの展開を振り返ろう。18年は、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げに伴って、米長期金利が3%を超え、住宅市場失速、株価下落、ドル円下落と典型的なステップを踏んで、土俵際の様相に至った。しかし19年早々、FRBが低インフレの持続を確認し、利上げをやめた。やがて利下げを織り込む米長期金利は1%台に低下し、住宅市場は反発へ。
(2)これまでは、円相場が下落すれば、輸出価格の引き下げを通じて数量が増加する「Jカーブ効
これがドル安・円高です。
ドルと円を相対的に見て、ドルの需要が減少したため、必然的に円の需要が増加した(つまり円高になった)という図式です。