71年のドル・ショックが発端となり日本円は、固定相場制の1ドル360円から変動相場制へ移行。 ..


円しか使わないなら円だけもてばいいと言う人がいるが、実はそうではない。今の1万円で買えているものが将来1万円で買えなくなる可能性(リスク)があるのだ。


安倍・元首相、「1ドル300円になれば、あっという間に経済回復」なのに円安、値上げ地獄で2年前の発言に批判殺到 ..

【永濱】ところが、アメリカの物価が2倍になり、日本の物価がそのままだったとしたらどうでしょうか。アメリカで10ドルで売っている商品は5年前に5ドルで売られていた商品です。日本円にして750円の商品ですね。

青い線は「前半25年は円高が進み、その後は円高が進んでいない」ことを示していて、赤い線は「25年前は輸出が非常に難しい為替レートだったが、最近はそうではない」ことを示しているわけです。

ナゾに始まった360円レートが固定し日本経済の成長に寄与した時代。 ..

大雑把なイメージとしては、50年前から25年前までは、外国の物価上昇より円高の速度のほうが早かったので、輸出は困難になっていきましたが、その後の25年は外国の物価が上昇したのに円相場が動かなかったので、輸出が容易になっていった、といったところでしょう。

【やすお】日本円の実質実効為替レートで見ると、円安だというわけですね。

金額は,1ドル=330円で1,485億円となる。このなかから,輸入補助金

それは、まさに今直面している「円安」リスクである。パソコン、スマホ、服、食べ物など、身の回りには海外で生産されたモノであふれている。円安になるとこれらの商品を買うのに必要な円の量は増える、つまり値段が上がるのだ。

私のYouTubeチャンネル「高井宏章のおカネの教室」で、実質実効為替レートの解釈を含め、ベテラン為替ウオッチャーの田中泰輔氏と踏み込んで議論したことがある。ご興味のある方は〈円安=日本経済衰退論に異議あり!「安い日本」は本当か〉をご覧いただきたい。

ちょっと歴史の話をすると、今は1ドル100円ぐらいですけど、戦後長い間1ドル360円っていう時代が続いていたんです。 ..

わかりやすいのはiPhoneだろう。2008年の発売当初は10万円もしなかったiPhoneが、今では20万円するモノもある。もちろん機能性の向上はあるが、米国で販売されているモノの値上げ率より日本の値上げ率の方が高い。円安によって値段が上がっているのだ。

裏を返せば、為替の影響の大きさを感じているがために、この先の為替はどうなっていくのか? このまま円だけで持っていていいのか? はたまた今の為替でもドルを持つべきなのか? と気になっている方は多いと思う。本記事では、資産の中で外国通貨を持つ意味と現在の為替の見通しを解説していきたい。


為替レートが円安となり、1ドル=120円となった場合、購入していた ..

【永濱利廣(以下、永濱)】いえ、間違いではありません。「実質実効為替レート」で見ると、51年ぶりの円安なのです。

26日の東京外国為替市場の円相場は、前日(午後5時)と比べて20銭程度円安・ドル高の1ドル=157円 ..

【やすお】「51年ぶりの円安」とニュースで見たので気になって調べたんですが、51年前(1972年)はまだ固定相場制で、1ドル300円台ですよね。僕の勘違いでしょうか。

円以上のご注文1回で¥300割引 · 参考画像 · ヤマダデンキ.

同じ発想で円の実力をはかる指標が日銀の公表する「実質実効為替レート」だ。ドルだけでなく様々な通貨に対する円の総合力を示すこの数値は、1970年を100とすると、足元で90台まで低下している。

て1930年1月に、第一次大戦前の平価(49.845ドル<100円当たり、以下特に断らな

240を超えた1995年のピークから右肩下がりで、これはちょうど日本がデフレの様相を強めて日銀が「超」のつく金融緩和を続けた「失われた30年」と重なる。この間に日本円の購買力は下がり続けたわけだ。

江戸時代の暮らし、娯楽とは? 歴史ファンはもちろん、大河ドラマをより楽しみたい人は必読の一冊『江戸時代を知る、楽しむ。』 ..

1ドル360円時代の米国滞在体験談や旅行記を読むと、現地の物価の高さ=円の安さに苦労するエピソードにあふれている。当時の人々の嘆きと最近のニュースやワイドショーで耳にする海外旅行者の悲鳴はそっくりだ。

過去から学ぶ】ドル円固定相場(1ドル=360円)決定 | いまから投資

ドル高円安が進むなか、これから為替はどうなっていくのか? このまま資産を円だけで保有していていのか? ドルを持ちつづべきなのか? 疑問や不安の声が聞こえてきます。そこで本記事では、資産の一部を外国通貨でもつメリットと、為替の今後の見通しについて、資産コンサルティング業務を行う田邊陽吉氏が解説します。

2025年に「アルトコインの時代」が到来する、時価総額は300兆円規模に ..

為替レートが円高になると、海外のものが円建てで安くなるので、買いやすくなる。ただ、本当に買いやすくなっているのかは、実は為替レートだけではわかりません。

24日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在、前日比16銭円高ドル安の1ドル=156円95銭〜157円05 ..

ここ半年、お客様とお話させていただく中で、「円高のころ入ったドル建て保険で儲かったよ。」「株価下がっているけど為替でトントンだね」というお話をたくさんいただく。1ドル=151円台まで円安が進み、32年ぶりの円安で恩恵を受けた人も多いのではないだろうか。

前日終値からの上げ幅は一時300円を超えた。前日の米国のハイテク株上昇を好感した買い注文が優勢だった。外国為替相場の円安ドル ..

※本稿は、永濱利廣『給料が上がらないのは、円安のせいですか?』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

17日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発した。前日終値からの上げ幅は一時300円を..

イギリスなど欧州諸国だけでなく、この20年ほどで持ち直し気味の米ドルも超長期では下落組だ。資源国や新興国が力をつけて通貨価値を高めた裏返しで、先進国通貨の総体的な価値は世界経済の中で弱くなった。それをもって先進国の経済が全般に「没落」してきたとは評価できないだろう。

NY円、156円95銭〜157円05銭 | カナロコ by 神奈川新聞

●本来なら円高になっているはずなのに円高になっておらず、むしろ円安気味で推移

価格は300万円台前半までの価格帯となるようです。国内では軽EVが販売 ..

このインフレ格差を考慮すると、1000円で買える1ドル紙幣が増えても、米国現地での「使い出」は半世紀前とほぼ変わらない計算になる。名目値でみれば財前の言うとおりに円高になっていても、円の対ドルの実質価値は50年で「行って来い」になった。

安倍晋三 円が300円になったらあっという間に経済は回復していく

たとえばアメリカと日本で比べた場合、為替レートが1ドル150円から、5年後に1ドル100円の円高になったとしましょう。

ほぼ無い。 現在の日米での現物をみても(有名なのはビッグマック)1ドルが2桁円になることは無い。

為替レートは、それ単体で国家の衰亡を語れるほど単純なものではない。日本経済の興亡と貿易・為替相場がどう絡み合ってきたか、じっくりと理解すると、今の円安のインパクトや意味も違ってみえてくるはずだ。

1ドル=160円を記録するなど歴史的な円安が進行する中、アベノミクスを主導した安倍晋三元首相による「1ドル300円 ..

※本稿は、永濱利廣『給料が上がらないのは、円安のせいですか?』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。【やすお】「51年ぶりの円安」とニュースで見たので気になって調べたんですが、51年前(1972年)はまだ固定相場制で、1ドル300円台ですよね。僕の勘違いでしょうか。【永濱利廣(以下、永濱)】いえ、間違いではありません。「実質実効為替レート」で見ると、51年ぶりの円安なのです。【やすお】実質実効為替レートとは何でしょうか?【永濱】自国の通貨は他国通貨と比べてどのぐらい購買力があるのか、対外的な購買力を示したレートです。為替レートが円高になると、海外のものが円建てで安くなるので、買いやすくなる。ただ、本当に買いやすくなっているのかは、実は為替レートだけではわかりません。【やすお】え、そうなんですか?【永濱】はい。日本よりも海外の物価が上がっているかどうかも関係してくるからです。たとえばアメリカと日本で比べた場合、為替レートが1ドル150円から、5年後に1ドル100円の円高になったとしましょう。これだけで見ると、アメリカで10ドルで売っていた商品が1500円から1000円で買えるようになりますよね。【やすお】はい。そうですね。【永濱】ところが、アメリカの物価が2倍になり、日本の物価がそのままだったとしたらどうでしょうか。アメリカで10ドルで売っている商品は5年前に5ドルで売られていた商品です。日本円にして750円の商品ですね。これが1000円で買えるようになっても、安くなったとは言えませんよね。【やすお】買いやすいどころか、買いにくくなっちゃってますね。【永濱】そう。つまり、自国通貨の購買力を正確につかむには、為替レートだけでなく、物価上昇も加味する必要があるのです。そこで、物価上昇を加味したものが「実質実効為替レート」です。【やすお】なるほど!【永濱】ちなみに、物価上昇を示すインフレ率格差を加味したものが実質実効為替レートです。一方、加味しないものが名目実効為替レート。この2つを比べると、実際の購買力がわかります。【やすお】日本円の実質実効為替レートで見ると、円安だというわけですね。【永濱】はい。それを示したのが次のグラフです(図表1)。何か気づきませんか?【やすお】実質と名目でずいぶん違いますね。実質がかなり下がっています。【永濱】その通り。名目実効為替レートは50年前の2倍以上円高になっていますが、実質実効為替レートを見ると50年以上前の1970年の水準まで下がっているのですね。【やすお】その理由が物価というわけか。【永濱】はい。物価の下落を示したのが、物価要因なのですが、これがものすごく下がっています。数字にすると、物価が海外に比べて相対的に7割以上下がってしまいました。だから、購買力が下がってしまったのです。【やすお】日本の購買力の低下は円安というよりも、物価安によるものだったんですね!【永濱】最近は、一部の専門家が「円の価値を上げるために利上げをしよう」と言い出しています。しかし、実質実効為替レートを見れば、利上げなどもっての外だということがわかります。なぜなら、物価インフレ率が低いために購買力が下がっているのですから、インフレ率を上げなければいけないのです。インフレ率を上げるには「利上げ」と「利下げ」、どちらが必要ですか?【やすお】利下げですね……。はい。【永濱】そうなんです。もしここで利上げをしたら、さらにインフレ率が下がってしまい、より一層ひどい状況になってしまいます。【やすお】円を強くするには円高にしなければいけない、と考えていましたが、そんな単純な話ではないんですね……。【永濱】物価が上がらないことで日本が厳しい状況になっているのは、「購買力平価(Purchasing Power Parity)」を他国と比較するとよくわかります。【やすお】購買力平価?【永濱】一言で言えば、「ある国である値段で買える商品が他国ではいくらで買えるかを示す交換レート」です。たとえば、ある商品が日本では400円、アメリカでは4ドルで買えるとしましょう。すると、1ドル=100円が購買力平価だということになります。購買力平価の一番わかりやすい例が「ビッグマック指数」です。【やすお】ビッグマックって、あのハンバーガーの?【永濱】そうです。ビッグマックは世界中で売っているので、ビッグマックがいくらで売られているかを比較すると、だいたいの購買力平価がわかります。たとえば、ビッグマックが日本で、400円で売られていて、アメリカでは5ドルだとしたら、購買力平価は1ドル=80円ということになります。【やすお】ふむふむ。でも、他の国と購買力平価を比べて何がわかるのでしょう?【永濱】各国のモノを買う実力がわかります。もし購買力平価よりも為替レートが円安ならば、アメリカと比べて日本の購買力は低いことを意味します。【やすお】なるほど。あれ? でも、物価と個別価格は違うって言ってませんでしたっけ?【永濱】ご指摘通り、ビッグマックの価格はあくまで個別価格であり、物価全体で比べなければ正確な購買力はわかりません。そこで、A国で売られている商品・サービスの全体を足したバスケットの価格と、B国のバスケットの価格を比べるのです。それを計算したのが「絶対的購買力平価」です。ちょっと、次のグラフを見てもらえますか? 米ドルと日本円の購買力平価を比較したグラフです(図表2)。【やすお】これはどう見れば良いのでしょうか。【永濱】まずは購買力平価をご覧ください。2020年の時点で1ドル=96円台です。為替レートも1ドル=96円でないと、アメリカと同じ水準の購買力にはなりません。実際の為替レートがそれより円安だと、購買力が低いことになります。そう考えると……。【やすお】為替レートは2022年11月時点で大体1ドル=140円だから、かなり購買力が低いということか……。【永濱】そういうことです。ここまで円安なら生活が苦しいのは当然です。それだけ海外のモノやサービスの値段が上がっているから、日本の円も96円ぐらいにならないと、日本と同じ値段でモノが買えなくなっているわけです。【やすお】このまま購買力平価と為替レートが乖離(かいり)し続けたら、私たちはずっと購買力の低さに悩まされることになるわけですか……。【永濱】実はそんなことはありません。購買力平価と実際の為替レートはずっと乖離しているわけではなく、長期的に見ると近づく力が働くといわれています。つまり、他の国と購買力が等しくなるように、為替レートが動くようになっているのです。これを「購買力平価説」と言います。【やすお】じゃあ心配する必要はないですね。【永濱】一つ付け加えておくと、購買力平価と市場レートのグラフを見ると、80年代後半から2010年代前半までは乖離していて、購買力平価よりも円高になっています。これは金融引き締め的な環境をずっと続けていたせいです。それでも乖離しない方向に常に圧力はかかっているので、いかに金融緩和が足りなかったかがわかります。【永濱】ちなみに、私は日本がバブルになったきっかけは、1985年のプラザ合意だと思っています。【やすお】すいません、プラザ合意って……なんか世界史で聞いたことあるような……。【永濱】プラザ合意とは、アメリカ・フランス・イギリス・西ドイツ・日本の5カ国が、アメリカの貿易赤字やドル高を是正するために為替市場に協調介入を決めたものですね。【やすお】あ! そんな話があったかも!【永濱】先ほどの購買力平価のグラフを見ると、プラザ合意の前までは購買力平価よりも円安だったんです。ところがプラザ合意によって急激に円高が進みました。【やすお】なんでですか?【永濱】そのとき、日本には次のような思惑があったのではないかと私は考えています。プラザ合意で半ば強制的にドルの切り下げが行われたことで、「それまでは輸出競争力が強かったので外需でたくさん儲けられたけど、円高になるとそうはいかない。ならば内需を拡大させよう」と。【永濱】そこで法人税や個人所得税の減税や、利下げなどを積極的に行いました。その分のお金が不動産投資や株式市場に流れ込んでいったわけですね。ところが、それをやり過ぎてしまったためにバブルになってしまったのです。【やすお】なるほど! それを聞くと、プラザ合意がターニング・ポイントだったのかもしれないと思いますね。【永濱】ですがその後、利上げや不動産の総量規制でバブルが崩壊したのは、先に述べた通りです。バブルが崩壊したとき、本当ならリーマンショック時のアメリカやヨーロッパみたいに、積極的な金融緩和を行って自国通貨を安くして経済を支えればよかったのですが、金融政策が常に後手に回って、ずーっと円が割高な状況が続いていきました。その結果、デフレ経済に陥ってしまったのです。そしてやっとアベノミクスでグローバルスタンダードの金融政策を実施して、購買力平価よりも為替レートが安くなりました。ところが、その一方で消費税増税などの緊縮財政を行ってしまったので、経済が十分に成長しませんでした。言ってみれば、アベノミクス時はアクセルとブレーキが同時に踏まれていたようなものです。【やすお】日本はなんてどっちつかずなんだ(笑)。【永濱】本当に……。その状態は今も続いています。日本はずっと経済が冷え込んでいるので、本来であれば金融・財政政策で経済を過熱させる→経済の正常化により金融・財政政策も正常化→購買力平価が高まるシナリオが重要です。でも、あまりに財政規律を守り過ぎると、むしろ景気が冷え込み財政も良くなりません。その辺りのバランスを考慮すると、政策当局は財政健全化よりもむしろ経済の正常化を優先したほうが、かえって財政が改善するという姿が見えてきます。--------------------(第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト 永濱 利廣)

安倍氏「1ドル300円で経済回復」でトレンド入り · 2024/05/02 11:38 · 0.

これだけで見ると、アメリカで10ドルで売っていた商品が1500円から1000円で買えるようになりますよね。