見出しの通り、「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」というのは
今年の映画の惹句で添えられているフレーズの通り、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、公開前から作中に何かが秘められていることが仄めかされていました。それは公開日を迎える以前の公開体制から表れていました。
『100万ドルの五稜星』とつながるテレビアニメのエピソード紹介はで。
例年、映画の公開前に一般試写などを実施していたのですが、今年は試写自体を一切行わないことが事前に発表されました。その理由として名探偵コナン製作委員会は“試写会への招待状とフィルムが怪盗キッドに盗まれた”ということになっており、発表と同時に怪盗キッドからの公開日当日の鑑賞の期待を煽る予告状が公開されていました。
いつもであれば主人公のコナンと怪盗キッドの対決が目玉として描かれるのですが、今年はいつもと違います。今回怪盗キッドの変装を見抜き、直接対決を繰り広げるのは西の名探偵こと服部平次。逃げようとするキッドに対して、平次は収蔵されていた刀で斬りつけようとするほどの気迫で迫ります。
「100万ドルの五稜星」8回目を観た感想(プチネタバレ) ..
その際は蘭達が現れたことでキスは未遂に終わるのですが、このキスをしかけてしまったという事実を平次は逆恨みしているのか、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』ではキッドに対して「唇を奪おうとした」と執拗に責めることになります。
物語のきっかけが新選組副長である土方歳三にまつわる日本刀から始まっていたり、自身が剣道部でありその腕前も相当なものである服部平次にフィーチャーした映画ということで、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』ではTVアニメシリーズでも過去に登場した剣道の実力者が登場しています。
【ネタバレ注意⚠️】とんでもない作品誕生…〈100万ドルの五稜星〉感想&考察 · Comments207.
なぜここまでこの二人が目立った登場しているのかにも理由があります。この二人は「名探偵コナン」の原作者である青山剛昌の過去に連載していた漫画「YAIBA」にも登場している人物だからです。「YAIBA」は侍を目指す少年・鉄 刃(くろがね やいば)を主人公とした剣撃アクション作品。刀がキーアイテムとなる映画ということで、TVアニメシリーズだけでなく劇場版でもクロスオーバーを果たしました。
クロスオーバーという点では、今や「名探偵コナン」シリーズの準レギュラーキャラクターである怪盗キッドもそもそもは青山剛昌が手がけた漫画作品を出自に持つキャラクターです。
名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の核心を追う記事。ネタバレ、平次と和葉の未来、キッドの謎に深く迫ります。
劇場版コナンの特徴として、入場特典によるブーストを行わないことが挙げられる。週替わりで新しい特典を用意することでリピーターを獲得する施策は近年の劇場作品の“定石”だが、純粋に中身だけで勝負して新記録を叩き出せるあたり、圧倒的なコンテンツ力の高さをうかがわせる。親子3代でコナンファンも少なくなく、ファンが代替わりしたり変遷したりすることなく積み上げられている点に(オールドファンが離れない)、『名探偵コナン』の強さがある。本稿ではその部分を加味しつつ、決定的なネタバレを避けてファン目線による『100万ドルの五稜星』の重要ポイントを紹介していきたい。(文:SYO)
それは工藤優作が現在も兄と交流をしており、今回の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の最後には、そんな優作が言うように連絡を送る“いつもの”怪盗キッドではないもう一人の怪盗の存在が描かれ幕を閉じます。
名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)。ななしさんの映画レビュー(ネタバレ)。評価0.5。みんなの映画を見た感想・評価を投稿.
「名探偵コナン」も黒の組織のボスの正体に迫ってきていたりと物語も佳境へと向かっています。しかし、それと同じく「まじっく快斗」の物語もここに来てまさかの進展を迎えています。もしかすると「名探偵コナン」の物語のクライマックスは「まじっく快斗」のクライマックスにも繋がっていくのかもしれない。『』はそんな予感をさせる衝撃的な映画でした。
劇場版『名探偵コナン』第27作となる『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が、4月12日より劇場公開中。
『100万ドルの五稜星』では「名探偵コナン」だけでなく、青山の別作品「まじっく快斗」からキッド・中森警部に加えて青子、「YAIBA」から沖田と鬼丸が登場するなど、青山剛昌ユニバースの様相を呈しており、コアファンからするとお祭り状態の豪華仕様。細かい部分だが、かつての「YAIBA」のアニメでは沖田が登場するエピソードに到達するまでに終了しており、彼の得意技「五段突き」がスクリーンで拝める『100万ドルの五稜星』は、YAIBAファンとしても垂涎の作品になっている。ちなみに5月8日にはなんと「YAIBA」の再アニメ化が発表。しかも今回は“完全アニメ化”“青山剛昌先生シナリオ完全監修”を謳っており、恐らく原作のラストまで初アニメ化されることだろう。
【ネタバレ注意】2024コナン映画「100万ドルの五稜星 ..
お約束のオープニング映像が年々凝っていったり、カメラワークやアクションシークエンスがダイナミックなものになったりするといった映像表現の進化、『』では“テロによる憎しみの連鎖”、『黒鉄の魚影』では“防犯カメラの世界連携による犯罪の抑制”、『100万ドルの五稜星』では“国の行く末(と戦争)”と社会性や現代性を盛り込んだテーマ性ほか、作品単体の質の向上と共に、エンターテインメントとしての分厚さを見せつける劇場版コナンシリーズ。贅(ぜい)の限りを尽くした『100万ドルの五稜星』の“先”をどうひねり出してゆくかも含めて、今後の動きにも期待したい。
100万ドルの五稜星の多大なるネタバレを含んでいますので、閲覧は自己責任でお願いいたします。 目次 [非表示]
2024年4月12日から公開がスタートした『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。この記事では本作のあらすじや重要情報をネタバレありで徹底解説!今回主役を飾るとはどんな活躍をするのか、そして作中で明かされたコナンとキッドに関する秘密とは何なのか。気になる情報をあますことなくお伝えしていきます!
「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」あらすじ、感想、配信について
本記事は、劇場版「100万ドルの五稜星」のネタバレがふんだんに含んでおります。
恒例となった大ヒットシリーズの感想レビュー回、劇場版『名探偵コナン100万ドルの五稜星』をヨケイなお世話のジャガモンド斉藤と語り尽くす!
いよいよ劇場版名探偵コナン『100万ドルの五稜星〜みちしるべ〜』が公開となりました!
ネタバレあり!名探偵コナン「100万ドルの五稜星」感想レビュー
盗一が登場したことで、彼の生存が確定しました。快斗が主人公を務める漫画『まじっく快斗』では、盗一=故人として扱われています。彼はかつて初代怪盗キッドとして暗躍していましたが、ビッグジュエルという宝石を狙う組織パンドラにより殺されてしまったのです。そんな父の遺志を継ぎ、快斗は2代目怪盗キッドとしてビッグジュエルを追っていた……はずなのですが、「100万ドルの五稜星」のラストで盗一が変装を破り捨てて登場。これまでの設定を全て覆してしまったのです。しかも彼は真っ黒な怪盗キッド衣装を着用していました。『まじっく快斗』に登場するキッドの因縁の相手・にそっくりです。もしかしたら盗一はキッドと対立するような形で暗躍する……?彼の生存が確定したことで、コナンのストーリーが大きく動き出すかもしれません。
Dom的視点! 名探偵コナン 100万ドルの五稜星 | Discover us
2024年4月12日(金)の公開から22日間で観客動員数732万人、興行収入105億円を突破した劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。前作の劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』に続いて、シリーズアニメ2作連続100億円を突破するという邦画史上“初”の記録も打ち立てています。
100万ドルの五稜星(みちしるべ)考察とネタバレ※伏線ポイントも
事件を捜査するコナンたちが観光地を巡るのはもちろんなんですが、本筋とはほとんど関係ない観光スポットにヘリで移動する紅葉&伊織の存在に笑った。本筋の方はを誘発する雰囲気があったと思うんですが、紅葉たちに関してはもはや「関係ないじゃん!」というのが前提になってるというか、観光地を巡ることを極端に強調したメタ的な存在になってたと思う。とにかくフィクションライン、もしくはが違うんですよね。あの2人だけ。ほとんど上位存在みたいな雰囲気(つまりは作り手であり我々客)。
ただ、巡るだけでなく、その地で、その地ならではのアクションや見せ場を用意してくれるのが楽しい。クライマックスの「→」のくだりは正直「実際にやらなくてもって分かったんじゃない?」とか思ったりもしましたが、派手な見せ場としては魅力的だったし、やはり函館という地を立体的に俯瞰した上での大移動(てか駆けっこ)となったのが楽しい。
ご当地アクションとして白眉だったのは坂、海、そしてが出揃ったシーン。パッと見がほとんどサンフランシスコという感じで本当に素晴らしかったです。良いロケーションで、その独自性を踏まえた良いアクションを用意しましたね。
100万ドルの五稜星(みちしるべ)のオリジナルキャラクター ..
どこを評価しているかというと、
まずなんといっても
「紺青の拳」などの一部作品(特にキッド回)ではメインキャターに焦点を当てつつ、どうメインのミステリーと両立させていくかに迷いが見られる部分がありました。「紺青の拳」はメインが京極真のためアクションに時間をふるのは仕方ないのですが、そうなるとやはりミステリーの印象は薄くなってしまう。かといって、ミステリーを強くすればメインキャターが立たなくなってしまう。。
そこを意識しているのか、「ミステリー」と「アクション」を完全に棲み分けて、それぞれのシーンを作り上げているように感じていました。
劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』 | STORY
ずばり大破壊である。日本が舞台になると途端にテロが未遂に終わってしまうジレンマ。もちろんコナン(たち)的には勝利なので良いことなんでしょうが、一度『紺青』の派手さを知ってしまうと物足りなくなってしまうというか「また未遂か……」となってしまうのも事実。やはりという、今後コナンが二度と訪れることのない、いくら破壊しても今後の物語に1ミリも関わってこない地、というのが重要だったんでしょう。渋谷は無理でも函館なら……とかなり失礼なことを考えながら本作には期待してたんですが、残念ながら。
大倉脚本回は骨組みとしては『紺青』路線が続くんですが、破壊の派手さでは最初の『紺青』がベスト。歴史的に振り返ると『紺青』の意味、価値がより深まってくるというか、再現性のない奇跡の一作だったんだなぁとありがたい気持ちになってきます。『コナン』の映画で特殊な舞台や施設の説明が入る度に「ここが壊されるんだなぁ」となると思うんですが、『紺青』だけは例外で、そこが本当に素晴らしい。
天下分け目のお宝争奪バトルミステリー、ついに開幕ー!劇場版『名探偵コナン100万ドルの五稜星』大ヒット上映中!!
※この記事は劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』のネタバレを含みます